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殺虫剤が効かない「スーパーゴキブリ」の有効な対策とは?

2018/06/23 12:38 ウェザーニュース

視界に入るだけでダメ、という人も多い「不快害虫」ゴキブリですが、彼らはサルモネラ菌や赤痢菌などを運んでくる「衛生害虫」でもあります。

しかも最近では、殺虫剤が効かないという「スーパーゴキブリ」も出現していると言いますから、なお厄介ですね。今回はスーパーゴキブリの実態と対策についてアース製薬に聞きました。

殺虫剤にさえ適応されてしまう

「薬剤が効きにくいゴキブリは、一般家庭に出るクロゴキブリではなく、飲食店で見かけるチャバネゴキブリです。チャバネゴキブリの方がライフサイクルが短いため、飲食店などで定期的に殺虫剤を使用していると、薬剤に耐性をもち、殺虫剤が効きにくいゴキブリが生き残り、子孫を残していくのです」(アース製薬)

一般家庭で出てくるゴキブリはまだ殺虫剤が効きやすいようです。しかし、それでもずっと同じ殺虫剤を使用し続けていれば、クロゴキブリでも同様に「スーパー化」する危険性があるかもしれません。

「スーパーゴキブリ」対策は?

「スーパーゴキブリ対策としては、くん煙殺虫剤、毒餌剤殺虫剤、捕獲器など、異なる種類のゴキブリ対策グッズを併用することで、より効果的に退治できます」(アース製薬)

つまり重要なのは、同じ殺虫成分に慣れさせないこと。アース製薬では同じくん煙殺虫剤でも、スーパーゴキブリ用には有効成分の変更や増量、新しい成分の追加を行っているそうです。

目にすることさえ避けたいゴキブリですが、可能な限りの手を尽くして、ゴキブリが居つかないように対策をしましょう。

参考資料など

アース製薬HP『ゴキブリの駆除・対策』(https://www.earth.jp/gaichu/exterminate/gokiburi/)、東京都ペストコントロール協会『不潔の象徴 ゴキブリ』(PCOシリーズ④)、東京都生活衛生営業指導センター『生衛業のためのすぐに実践できる害虫対策Q&A』
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