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18日(月)朝、大阪府北部を襲った震度6弱の地震

2018/06/18 19:07 ウェザーニュース

6月18日(月)7時58分頃、 大阪北部で最大震度6弱を観測する地震がありました。

震源地:大阪府北部
マグニチュード:6.1
震源の深さ:約13km
この地震による津波はありませんでした。

震度6弱を観測したのは大阪北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市。週明けの通勤時間を直撃し、各地で大きな被害が発生しました。

発生当日の被害状況は?

ウェザーニュース実施の調査
18日16:30時点の状況

道路に亀裂や陥没やガラス等が散乱

今回の地震で倒壊した建物の下敷きになるなどし、死者やけが人などの人的被害が出ています。
ウェザーニュースが実施した調査によると、震源となる大阪北部を中心に「道路に亀裂や陥没」や「ガラス等が散乱」が広いエリアで発生している状況でした。

週明けの交通機関が大混乱

週明けの朝の通勤時間と重なったため、鉄道などの交通機関は大混乱となりました。

JR東海によると、18日12時50分、設備点検や電力設備の復旧が完了し東海道新幹線は全線で運転を再開しました。
その他、私鉄の各路線や地下鉄などでは、いまだ運転見合わせとなっているところが多くあります。運転再開などの詳細な情報は、各鉄道会社のホームページなどをご確認ください。
西日本高速道路などによると、18日朝の大阪府北部での地震の影響により、名神や阪神高速など兵庫県内の高速道路で通行止めが相次ぎましたが13時時点で解除されました。

ライフラインも寸断


電気、ガス、水道などのライフラインも大きく影響。関西電力管内の停電は18日昼頃には復旧したものの、ガスや水道は点検が必要なために復旧までにはもう少し時間がかかりそうです。

震源付近には多数の断層

今回の地震は、東西にのびる「有馬-高槻断層帯」、南北にのびる「上町断層帯」や「生駒断層帯」の境目付近で発生したとみられています。
そのため、これらの断層帯のいずれか、もしくは複数が影響した可能性が考えられる状況です。

気象庁の発表によると、今回の地震は上記の中の「有馬-高槻断層帯」の影響が、最も大きいとみられます。
この断層帯では、1596年に慶長伏見地震(M7.5)が発生しており、同じ断層帯での地震発生は約400年ぶりです。

今後の注意すべき点

このあとの注意事項


揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険が高まってるおそれがあります。
やむを得ない事情がない限り、危険な場所には立ち入らず、身の安全を図るようにしてください。

このあとの余震などで、塀や壁の一部が倒壊するおそれもあります。
また、寝ている時間帯にも余震が発生することがあります。就寝場所の安全確保や避難経路の確認も行ってください。

このあとの余震活動について


過去の事例では同程度の地震発生が1~2割あることから、一週間程度は最大震度6弱程度の余震が発生するおそれがあります。
特に、この数日間は警戒が必要です。

〔リンク〕最新の地震情報を確認
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