国内:房総半島沖の「スロー地震」
防災科学技術研究所によると、房総半島沖では6月3日頃から顕著な傾斜変動が観測されました。この変化は「スロー地震」と呼ばれる現象で、房総半島沖ではフィリピン海プレートと陸側のプレート境界が一週間ほどかけて10cm程度動きます。他の地震と同様、プレート境界がズレる現象ですが、ゆっくり動くことで地震波を出さないため、「スロー地震」または「スロースリップ」と呼ばれます。
房総半島沖では2~7年ほどの間隔で繰り返され、同時にM4から5の地震を誘発することが知られています。今回も12日5時9分にM4.9(最大震度3)、)16日11時9分のM4.5(最大震度4)、11時22分のM4.3(最大震度3)など、誘発されたと見られる地震が多発しています。過去には震度5弱の地震が発生したこともあり、しばらくは注意が必要です。
房総半島沖では2~7年ほどの間隔で繰り返され、同時にM4から5の地震を誘発することが知られています。今回も12日5時9分にM4.9(最大震度3)、)16日11時9分のM4.5(最大震度4)、11時22分のM4.3(最大震度3)など、誘発されたと見られる地震が多発しています。過去には震度5弱の地震が発生したこともあり、しばらくは注意が必要です。
海外:M6以上の地震は1ヶ月なし
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上はこの一週間もありませんでした。5月18日以降、約1ヶ月にわたってM6以上の地震が発生していません。一方で、ハワイ・キラウエア火山周辺ではM5以上の地震が度々発生。今期間では6回と前の週と変わらない水準です。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。