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「エアリズム」は、なぜ涼しいの?

2018/06/16 18:34 ウェザーニュース

梅雨から夏にかけて、ジメジメとした気候が続きます。その原因は湿度にあります。6月の平均湿度は8月と並んで71%もあるのです。こんな日本の気候に「エアリズム」がすっかり定着してきました。

一日中涼しい着心地が続くと人気の冷感インナー。“冷たさ”のしくみはどうなっているのでしょう? ユニクロのPRチームに聞きました。

ひんやりを生む繊維

「『エアリズム』が、ひんやりと感じるのは、接触冷感機能に加えて、優れた速乾性により汗が乾くときの気化熱、通気性の高さ、さらりとした肌触りなど様々な機能が合わさっているからです」(ユニクロPRチーム)

その鍵となっているのが、生地に使われる繊維です。男性向けエアリズムインナーにはマイクロポリエステル繊維が、女性向けにはコットン由来のキュプラが使われています。

男女で生地に違いがあった

「汗をかきやすい男性向けには、ドライ機能を重視してマイクロポリエステル繊維を使っていますが、これは8μm径=髪の毛の1/12の太さの繊維で、約100本束ねた糸で生地を編みます。

糸と糸の間に微細なすき間ができ、汗をかくと毛細管現象により汗が生地の肌側から表側へと移動しながら拡散して蒸発します。エアリズムが化繊なのに汗をよく吸い、乾きも早い理由です」(ユニクロPRチーム)
女性向けエアリズムに使われているキュプラは、綿の繊維からつくられる再生繊維で、滑らかで手触りがよく、吸放湿に優れているのが特徴です。

「しっとりなめらかな風合いを生み、汗を吸収して拡散を促す効果があります。着心地がよく、ベタつきやムレが気になりません」(ユニクロPRチーム)

汗の臭いもなかったことに!?

さらに、夏に心強いのが消臭機能です。

「エアリズムは、特殊な加工を施しているため、衣類についた “汗臭さ”のもとを吸着・中和する効果があります。アンモニア、ノネナール、イソ吉草酸など汗の臭いのほか、部屋干し臭にも対応しています」(ユニクロPRチーム)

洗濯を繰り返しても消臭効果が持続するというので、嬉しいですね。

エアリズムの上手な使い方

「エアリズムインナーは、素肌の上に直接着ることで、汗のベタつきやムレ、衣服のごわつき感など防ぎ、衣服内環境を快適に保つことができます。シルクのようになめらかな生地なので、肌触りにこだわる方にもお薦めです。速乾性に優れているので、夜洗っても朝には乾き、旅行や出張にも便利ですよ」(ユニクロPRチーム)

夏の汗や暑さは、不快なだけでなく仕事や勉強の効率を下げる要因となるもの。少しでも快適さを保つ工夫をしていきたいものです。
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