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【二十四節気・七十二候】夏至 太陽を感じる季節到来!

2018/06/21 07:00 ウェザーニュース

21日からは二十四節気「夏至」、七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」。今回はこの2つの暦についてご紹介します。

太陽を感じる季節

夏至は、1年で太陽が最も空高く昇り、最も昼の時間が長くなる日。昼の長さが短い”冬至”と昼の長さを比べると、およそ5時間の差があります。

そんな太陽のエネルギーあふれる夏至の日は、北欧を中心に盛大なお祭りが開催されます。夏至を祝うというのは、日本ではあまり馴染みがありませんね。
しかし、三重県にある二見興玉神社では毎年「夏至祭」が行われています。

二見興玉神社は夫婦岩があることで有名ですが、夏至の日はちょうど夫婦岩の中央から朝日が昇るとのこと。この時しか見ることができない風景を拝みつつ、禊(みそぎ)行事を行うそうです。

夏に枯れてしまう!?

ウツボグサ(2017年)
今回の七十二候のテーマである「なつかれくさ」は靫草(うつぼぐさ)のこと。花穂の形が矢を入れる「うつぼ」という道具に似ていたことからその名がついたとのこと。

また、別名夏枯草(かこそう)とも言います。冬に芽を出し、他の植物が活き活きしている夏の時期に枯れてしまうことが由来のようです。

二十四節気と七十二候について

1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けた24の期間を「二十四節気」といいます。
そしてこれをさらに初候、次候、末候の5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。

二十四節気と七十二候は、その日だけではなく、次の節気または次の候までの期間も指しています。

次回は、「夏至の次候、菖蒲華(あやめはなさく)」についてご紹介します。

参考資料など

【参照・参考元】
公益財団法人 額田医学生物研究所 額田医学生物研究所付属病院「ウツボグサ」https://nukada.jimdo.com/薬草園/薬草園豆知識/ウツボグサ/
伊勢志摩観光コンベンション機構公式サイト 伊勢志摩観光ナビ「夏至祭」https://www.iseshima-kanko.jp/event/1038/
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