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時々雨と一時雨 どう違うの?

2018/08/09 11:25 ウェザーニュース

天気予報を見聞きしていると、普段はあまり使わない表現が出てきますよね^^;
今回は特に表現の似ている、「一時 雨」と「時々 雨」の違いについて紹介します。

ポイントは「長さ」と「連続」

「一時雨」より「時々雨」の方が雨の時間が長いのですが、天気予報用語ではそれぞれ次のように定められています。

「一時」は、現象が連続して起こり、その期間が予報期間の4分の1未満であること。
「時々」は、現象が断続して起こり、その合計時間が予報期間の2分の1未満であることです。

具体的に、「曇り一時雨」と「曇り時々雨」を例に説明していきます。

1)一時=連続して6時間未満の雨が降る

図1
予報期間が24時間の場合、「曇り一時雨」は、予報期間の4分の1にあたる6時間未満に連続して雨が降ると予想される時に使われます。

図1のように、24時間のうち、雨が降っているのは7時~10時の3時間連続した時間のみ。
予報期間の4分の1(=6時間)未満になるので、「一時雨」ということになります。

2)時々=断続的に短時間の雨が複数回降る

図2
一方、「曇り時々雨」は、予報期間の2分の1にあたる12時間未満で雨が降ると予想され、さらに、雨が止んでいる時間帯が約1時間以上ある、断続的な降り方が予想される時に使われます。

図2を見てみてください。24時間のうち、雨が降っているのは、7時~10時の3時間と14時~16時の2時間の合計5時間。
雨が降っていた時間は予報期間の4分の1(=6時間)未満ではありますが、「連続して5時間」ではなく、1時間以上雨が止んでいる時間があり、かつ雨の時間は予報期間の2分の1(=12時間)未満であるため、「時々雨」となります。

いかがでしたか?
次に、このワードを耳にしたときは、雨が連続して降る時間の長さが違うんだな、という事を思い出してみていただければと思います。

※連続的…現象の切れ間が約1時間未満
※断続的…現象の切れ間が約1時間以上