ポイントは「長さ」と「連続」
「一時雨」より「時々雨」の方が雨の時間が長いのですが、天気予報用語ではそれぞれ次のように定められています。
「一時」は、現象が連続して起こり、その期間が予報期間の4分の1未満であること。
「時々」は、現象が断続して起こり、その合計時間が予報期間の2分の1未満であることです。
具体的に、「曇り一時雨」と「曇り時々雨」を例に説明していきます。
「一時」は、現象が連続して起こり、その期間が予報期間の4分の1未満であること。
「時々」は、現象が断続して起こり、その合計時間が予報期間の2分の1未満であることです。
具体的に、「曇り一時雨」と「曇り時々雨」を例に説明していきます。
1)一時=連続して6時間未満の雨が降る
予報期間が24時間の場合、「曇り一時雨」は、予報期間の4分の1にあたる6時間未満に連続して雨が降ると予想される時に使われます。
図1のように、24時間のうち、雨が降っているのは7時~10時の3時間連続した時間のみ。
予報期間の4分の1(=6時間)未満になるので、「一時雨」ということになります。
図1のように、24時間のうち、雨が降っているのは7時~10時の3時間連続した時間のみ。
予報期間の4分の1(=6時間)未満になるので、「一時雨」ということになります。
2)時々=断続的に短時間の雨が複数回降る
一方、「曇り時々雨」は、予報期間の2分の1にあたる12時間未満で雨が降ると予想され、さらに、雨が止んでいる時間帯が約1時間以上ある、断続的な降り方が予想される時に使われます。
図2を見てみてください。24時間のうち、雨が降っているのは、7時~10時の3時間と14時~16時の2時間の合計5時間。
雨が降っていた時間は予報期間の4分の1(=6時間)未満ではありますが、「連続して5時間」ではなく、1時間以上雨が止んでいる時間があり、かつ雨の時間は予報期間の2分の1(=12時間)未満であるため、「時々雨」となります。
いかがでしたか?
次に、このワードを耳にしたときは、雨が連続して降る時間の長さが違うんだな、という事を思い出してみていただければと思います。
※連続的…現象の切れ間が約1時間未満
※断続的…現象の切れ間が約1時間以上
図2を見てみてください。24時間のうち、雨が降っているのは、7時~10時の3時間と14時~16時の2時間の合計5時間。
雨が降っていた時間は予報期間の4分の1(=6時間)未満ではありますが、「連続して5時間」ではなく、1時間以上雨が止んでいる時間があり、かつ雨の時間は予報期間の2分の1(=12時間)未満であるため、「時々雨」となります。
いかがでしたか?
次に、このワードを耳にしたときは、雨が連続して降る時間の長さが違うんだな、という事を思い出してみていただければと思います。
※連続的…現象の切れ間が約1時間未満
※断続的…現象の切れ間が約1時間以上