facebook line twitter mail

空にファンタジーなしっぽ 虹色の雲が出現

2018/06/13 12:43 ウェザーニュース

和歌山県新宮市(13日11:42撮影)
13日(水)昼前に、和歌山県新宮市からまるでファンタジーに現れるような、虹色の雲の尾が出現しました。

この雲は上空の非常に高いところに発生する巻雲で、氷の粒で作られています。

この巻雲のもとになる氷の粒が、太陽光線を屈折させて現れた「環水平アーク」の一部と見られます。

環水平アークとは?

2016年に見られた環水平アーク
環水平アークは、太陽と地表の間に見られる、ややカーブを描いた虹色のラインのこと。太陽が高く昇る3月~9月頃の昼前後にしか見ることのできない現象です。

虹色の並びは、太陽側が赤で地表側が紫となっています。

空に見える虹色は、他にもたくさん

今回の環水平アークのように、上空の高いところにある氷の粒で太陽光線が屈折されると、虹色をした部分が見られることがあります。
虹色現象には、他にも「ハロ」や「タンジェントアーク」、「幻日」など様々な種類があるのです。

虹色現象は、ひとつしか見られなかったり、2つ3つ一緒に見られたりと、そのときによって違いはありますが、私たちの目を楽しませてくれます。

梅雨の晴れ間は虹色チャンス!

梅雨前線から北側に少し離れたエリアは氷の粒で作られた薄い雲が広がり、こうした虹色現象が現れることがあります。
梅雨の晴れ間の空の変化に注目です。
>>今日の天気・週間天気
  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに