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新潟で10日(日)鮮やかな夕焼け、台風と前線の接近影響で

2018/06/10 19:59 ウェザーニュース

10日(日)の夕方、新潟県を始め北陸や東北日本海側で鮮やかな夕焼けが見られました。

ちょうど今日、東北南部と北陸では梅雨入りが発表されましたが、北上する梅雨前線や本州の南を進む台風5号によって、上空の水蒸気量がふえているためこのような色になったと考えられます。

鮮やかな夕焼けになるメカニズム

実は空気中の水蒸気量で夕焼けの色が大きく変化します。空気中の水蒸気量が変化すると、夕焼けの色は空気中の水分量によって色に変化が生じます。

空気中の水蒸気が多いほど波長の短い青色光が散乱し、波長の長い赤色は散乱されずに目に届くため、夕陽が赤くなります。

このため、夏場は赤っぽい夕焼けを見る機会が多くなります。特に台風が過ぎた後の夕焼けが濃い赤色になるのは、空気中の水蒸気が非常に多いためです。

週明けは関東などで強い雨に注意

この夕焼けをもたらした大型で強い台風5号また、台風の北側に伸びる梅雨前線の活動が活発になり、週明けは関東の通勤時間で雨が強まりそうです。

特に房総半島や三浦半島など南部の沿岸は1時間に40~50mm/hの激しい雨が予想され、東京都心なども一時的に雨が強まって道路冠水などの恐れがあります。

また、このタイミングで東北北部が梅雨入りとなる可能性もあります。
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