月と火星の接近
3日(日)の深夜から翌4日(月)の明け方、南東から南の空で下弦前の月と火星が接近します。
7月末に地球最接近を控える火星は明るさが増してきており、明るい月のそばでも、存在感を発揮しています。
7月末に地球最接近を控える火星は明るさが増してきており、明るい月のそばでも、存在感を発揮しています。
月と金星の接近
16日(土)の宵の西の空で、細い月と宵の明星の金星が接近。
地球照(※)を伴った幻想的な細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも必見の美しさです!
(※)地球に反射した太陽の光が、月の影の部分を照らす現象のこと。
地球照(※)を伴った幻想的な細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも必見の美しさです!
(※)地球に反射した太陽の光が、月の影の部分を照らす現象のこと。
月と木星の接近
23日(土)は、上弦を過ぎて満ちつつある月が木星に近づきます。
「夜半の明星」とも呼ばれる木星は、月を別とすれば夜空で一番目立って明るく見える天体です。
週末の夜、豪華共演をお楽しみください。
「夜半の明星」とも呼ばれる木星は、月を別とすれば夜空で一番目立って明るく見える天体です。
週末の夜、豪華共演をお楽しみください。
土星がいて座で衝
宵のころ南東の空に見えている土星が、27日(水)にいて座で衝となります。
衝とは、太陽の反対側で「太陽-地球-外惑星」と並ぶ時の事を言います。この「衝」の時は、ほぼ一晩中観測することができるようになるため、もっとも観望に適した時期とされています。
衝とは、太陽の反対側で「太陽-地球-外惑星」と並ぶ時の事を言います。この「衝」の時は、ほぼ一晩中観測することができるようになるため、もっとも観望に適した時期とされています。
土星は自転軸が26.7度傾いているため、太陽のまわりを30年かけて公転するうちに、土星が地球に向ける位置は変わります。このため、地球からみた土星の環の見え方は毎年変化します。
土星の環は、昨年最も大きく傾いて見やすくなっていました。今年も引き続き環の傾きが大きく、とても見やすい状態が続いています。
環の様子を詳しく観測できるのは、傾きが大きいここ数年に限られます。ぜひこのチャンスを逃さず楽しんでください♪
土星の環は、昨年最も大きく傾いて見やすくなっていました。今年も引き続き環の傾きが大きく、とても見やすい状態が続いています。
環の様子を詳しく観測できるのは、傾きが大きいここ数年に限られます。ぜひこのチャンスを逃さず楽しんでください♪
参考資料など
『天文年鑑(2018)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2018年6月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
『月刊星ナビ(2018年6月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/