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固いのは気圧のせい? 瓶のフタを簡単に開ける3つの方法

2018/06/05 06:20 ウェザーニュース

忙しい朝、ジャムなどの瓶詰めのフタが開かないとイライラしますよね。そこで、料理研究家の町山千保さんがオススメする、瓶のフタを簡単に開ける3つの方法をご紹介します。

そもそもなんで開かないの?

瓶のフタが開かなくなる主な原因に気圧の変化があります。

新品の瓶詰めは、中身が空気と触れて酸化しないよう、低圧状態になっています。一度開けた瓶も、冷蔵庫で長期間保存されると瓶の中の空気が冷え、容器内の気圧が下がっていきます。その結果、外気圧にフタが押されて開きにくくなっているのです。

例えば、お菓子の袋を飛行機の中や高い山に持っていくとパンパンに膨れます。袋の中の気圧が外気圧よりも高くなり、袋が膨らんでしまうのです。これと逆のことが瓶の中で起こり、開けにくくなる原因の一つになっているのです。

では、固いフタを開けるにはどうしたら良いのでしょうか。

瓶のフタを簡単に開ける3つの方法

1.腕全体の力を使う


近くに道具が何もないときは、頼れるのは己の力のみです。手首だけでひねろうとすると力が十分に伝わらないので、腕全体の力を使いましょう。

腕全体を使った瓶のフタの開け方
(1)利き手は瓶本体を握り、利き手ではない方でフタをしっかりつかむ。
(2)胸の前ぐらいの高さで腕をまっすぐ前へ伸ばし、瓶とフタを力いっぱい握る。
(3)手首を動かさずに両手にしっかり力を込め、肘を曲げながら瓶を体に引き寄せることで、強い力が入る。

コツは「手首を動かさない」ことです。手首のみならず腕全体の力を使うので、女性でも開けやすくなります。

2.摩擦力を最大限に活かす


フタが開かないときに、フタの部分にタオルなどを当ててひねる方も多いでしょう。これは摩擦で滑りにくくするためです。

他にも「ゴム手袋でつかむ」「手をしっかり洗って乾かしてからフタを握る(水気、油気を払う)」「ビンに輪ゴムを巻く」などが有効です。

3.瓶をあたためる


瓶の中が低圧状態で開けにくくなっているときは、瓶のフタ部分を50℃ぐらいのお湯につけたり、ドライヤーであたためると良いでしょう。

金属のフタと瓶の口があたたまって膨張するのですが、ガラス瓶よりも金属製のフタの方が熱伝導率が高く、先に膨張するため、隙間ができて、開けやすくなるのです。

ただし、開けるときはくれぐれも火傷に気をつけてください。

最近はスーパーや100円ショップでキャップオープナーなども売られています。あまり力を入れなくても開けられるので、特に女性の方は持っておくと安心かもしれませんね。

今まで力任せで大変だった固い瓶のフタも、こういった方法で簡単に開けることができます。困ったときは、ぜひ試してみてくださいね!
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