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日本では間もなく見納め
南の空に輝く十字星

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2018/05/29 17:13 ウェザーニュース

星が好きな人なら一度は見てみたいと思うのが、みなみじゅうじ座。ただ、この星座は日本ではほとんど見ることが出来ないので、オーストラリアやニュージーランドといった南半球に行かないと見れないと思っている方も多いと思います。

しかし、日本でも石垣島などの八重山諸島では、南の空低いところに輝くみなみじゅうじ座を観測することが出来ます。

まもなく見納め!日本で見るみなみじゅうじ座

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宮古島で撮影したみなみじゅうじ座
ただ、1年中見られるわけではなく、南中(その星座が空で最も高く昇る)時間や日の入りの時間の関係で、1月〜6月半ば頃の間しか見ることが出来ないので、今年は間もなく見納めとなります。

みなみじゅうじ座は全部で88個ある星座の中で、最も小さい星座です。しかし、その小さい星座の中に、全天で21個しかない1等星を2つ持っています。

1つの星座で1等星を2つ持つのは、オリオン座とケンタウルス座、みなみじゅうじ座の3つしかありません。

今の時期、天気などの条件が良ければ、日の入り後20時〜22時30分ごろにかけて南の水平線付近で見ることが出来ます。

旅行や仕事等で八重山諸島を訪れる方は、海岸や山の上など南の空が開けた所でぜひご覧ください。