5月8日〜22日までで、那覇市において降水が観測されたのは9日間あるものの、総降水量は22mm。
5月1日から数えてみても、総降水量は33mmで、5月一ヶ月間の平年総降水量231.6mmの15％にも届いていません。
沖縄企業局HPによれば、23日時点で沖縄の全11ダム合計の貯水率は50％を切っている状態です。

例年、梅雨入りすると梅雨前線が沖縄周辺に停滞します。しかし、今年は偏西風の流れが北に位置しており、沖縄周辺は高気圧に覆われている状態です。そのため、梅雨前線が沖縄より北に停滞して、雨が降りにくい状態が続いています。

この先27日までは、梅雨前線が沖縄より北に位置するため、まとまった雨は降らない予想。28日からは前線が沖縄付近まで南下してきそうですが、前線の活動が弱いので雨は降っても少ない予想と見ています。
湿度が高く気温が高くなるため、熱中症に十分にご注意ください。

梅雨明けも、梅雨前線が早い時期に北上する分、例年より早まる予想です。これまで少雨傾向だったことから、梅雨期間を通して沖縄・奄美では雨量が平年より少なくなる恐れがあります。
今のうちから、コマメに水を止めるなど、いつも以上に節水を心がけた方がよさそうです。

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