梅雨入り・明けはいつ頃?

西・東日本の梅雨入りは平年より早い予想
今年は5月7日に全国に先駆けて奄美で梅雨入りが発表され、翌8日には沖縄でも梅雨入りとなりました。沖縄は平年並、奄美は平年より早い梅雨入りです。その他の地域の梅雨入りは、西日本や東日本(北陸を除く)では平年より早く、北陸や東北は平年並の梅雨入りとなる見込みです。
今年の梅雨の期間中は、フィリピンの東海上で積乱雲が発生しやすい影響で、その北側に当たる日本付近では下降気流が発生し、太平洋高気圧の勢力を強めます。太平洋高気圧が平年よりも早く勢力を強めるため(図1)、梅雨前線の北上、梅雨入りするタイミングも平年より早いとみています。
今年の梅雨の期間中は、フィリピンの東海上で積乱雲が発生しやすい影響で、その北側に当たる日本付近では下降気流が発生し、太平洋高気圧の勢力を強めます。太平洋高気圧が平年よりも早く勢力を強めるため(図1)、梅雨前線の北上、梅雨入りするタイミングも平年より早いとみています。

7月中旬に関東甲信から梅雨明け!
梅雨明けは、通常、南の地域から順に発表されますが、今年の太平洋高気圧は日本の南東海上から強まる可能性があると見ており、関東甲信から梅雨明けしていきそうです。梅雨明けは広い範囲で平年より早い見通しですが、九州では梅雨明けが平年より遅れる可能性があります。このため、今年の梅雨期間は西日本を中心に平年並か平年より長く、関東甲信や北陸、東北は平年より短い予想です。(図2)。
今後、沖縄・奄美は、6月中旬から下旬に梅雨明けするとみています。また、西・東日本は6月上旬に梅雨入りし、7月中旬から下旬に順に梅雨明けとなる予想です。北陸や東北は6月中旬に梅雨入りし、7月中旬から下旬に梅雨明けとなりそうです。
今後、沖縄・奄美は、6月中旬から下旬に梅雨明けするとみています。また、西・東日本は6月上旬に梅雨入りし、7月中旬から下旬に順に梅雨明けとなる予想です。北陸や東北は6月中旬に梅雨入りし、7月中旬から下旬に梅雨明けとなりそうです。
雨量はどうなる?

6月後半〜7月上旬は各地で大雨災害に注意
今年の梅雨期間の雨量は、南西諸島ではやや少ない、西日本ではやや多い、東日本と東北では平年並〜やや多い予想です(図3)。
6月後半になると、太平洋高気圧の勢力が強まり、平年よりも早い時期に、本州付近に梅雨前線が停滞しやすくなります。この梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が東シナ海から西日本に流れ込みやすくなり、梅雨前線の活動が活発化します。このため、西日本では6月の雨量が平年より多くなり、梅雨時期の総雨量としても平年よりやや多くなる予想です。また、総雨量は関東甲信では平年並ですが、そのほかの東日本や東北では平年よりやや多い見通しです。
一方、沖縄・奄美では、梅雨前線が早い時期に北上する分、梅雨明けも早まります。加えて、これまで少雨傾向だったことから、沖縄・奄美では雨量が平年より少なくなる可能性があります。
6月後半から7月中旬は、梅雨前線が本州付近に停滞し、梅雨前線の活動が活発化しやすくなる予想です。激しい雷雨や大雨となり、災害発生の恐れもあるため、特に西日本や東海、関東甲信を中心に、大雨に対する警戒が必要です。
6月後半になると、太平洋高気圧の勢力が強まり、平年よりも早い時期に、本州付近に梅雨前線が停滞しやすくなります。この梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が東シナ海から西日本に流れ込みやすくなり、梅雨前線の活動が活発化します。このため、西日本では6月の雨量が平年より多くなり、梅雨時期の総雨量としても平年よりやや多くなる予想です。また、総雨量は関東甲信では平年並ですが、そのほかの東日本や東北では平年よりやや多い見通しです。
一方、沖縄・奄美では、梅雨前線が早い時期に北上する分、梅雨明けも早まります。加えて、これまで少雨傾向だったことから、沖縄・奄美では雨量が平年より少なくなる可能性があります。
6月後半から7月中旬は、梅雨前線が本州付近に停滞し、梅雨前線の活動が活発化しやすくなる予想です。激しい雷雨や大雨となり、災害発生の恐れもあるため、特に西日本や東海、関東甲信を中心に、大雨に対する警戒が必要です。