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黄道十二星座 誕生星座は今日からふたご座に

2018/05/20 23:38 ウェザーニュース

星占いでおなじみの黄道十二星座。朝の情報番組や雑誌の占いで目にする機会も多いと思いますが、星占いで使われる誕生星座は今日5月21日からふたご座となります。

誕生星座になっていることからあまり星座に詳しくない人にもよく知られているふたご座ですが、実際の空ではいつどのように見えるのでしょうか?

誕生星座の話とともに、ふたご座についても詳しくみていきましょう。

〔リンク〕ウェザーニュース 星空Ch.

黄道十二星座と誕生星座

上の図は、黄道十二星座とその期間を表したもので、今日5月21日〜6月21日に生まれた方は、誕生星座がふたご座ということになります。

では、この誕生星座の期間はどのように決められたのでしょうか?
上の図は、太陽と地球、黄道十二星座の位置関係を表したもので、図の位置関係の場合、地球から太陽をみた時に奥にあるのがふたご座なので、太陽はふたご座の領域にあると言えます。

現在の星占いのベースとなっている占星術がまとめられた頃は、「◯◯座生まれ=その人が生まれた時に太陽が位置していた星座」を表していました。

というのも、生まれた時に太陽がいる星座は特別で、その人に影響を与えると考えられていたためです。

ただし、占星術では、大きさがバラバラな星座の領域を加味してその期間を決めたのではなく、当時春分点があったおひつじ座を基準に太陽の通り道である黄道を12等分し、1ヶ月に1つ分星座を移動するようにしたので、上の図のような期間で誕生星座が変わるようになりました。

誕生星座の時期と実際の見頃のズレはなぜ起きる?

今日から誕生星座になるふたご座ですが、実際の星空ではいつ見頃を迎えるのでしょうか?

ふたご座の実際の夜空での見頃は、今とは逆のシーズンである「冬」と言われています。今の時期、その様子が全く見えない事は無いものの、太陽が沈んだ後、西の空の低いところで見え始めるので、すぐに地平線の下に沈んでしまいます。

そのため、比較的観測しやすい夕方〜夜にかけて空高いところに昇る冬が、ふたご座観測のベストシーズンと言われるのです。

なぜ、このように誕生星座の時期と夜空での見頃シーズンの差が出るのでしょうか?

先ほど「誕生星座というのは、占星術がまとめられた頃の生まれた時に太陽が位置していた星座」という話をしましたが、太陽がその星座の領域にいるということは、その星座が空に昇っている時は昼となりその星座は見えません。

逆に、上の図の地球から見て太陽とは反対の方向に位置する、てんびん座やさそり座、いて座などが今の時期見やすい星座と言えます。

ふたご座の見つけ方と見どころ

1等星が7つと明るい星が多い冬の季節の星空ですが、その中でもひときわ目立つのが、1等星が2つと2等星が5つあり、蝶ネクタイのような形が特徴的なオリオン座です。このオリオン座の腕の先に、並んで輝く2つの明るい星があるのですが、これがふたご座の名前の由来ともなった双子星、カストルとポルックスです。

兄が2等星のカストル、弟が1等星のポルックス。東の地平線からふたご座が昇ってくる時、カストルの方が先に見えることから、兄がカストルと言われています。日本でもこの2つの星をセットにして夫婦星と呼んだり、色の対比から青白く見えるカストルを銀星、黄色に見えるポルックスを金星と呼ぶエリアがあると言われています。

星座線を見ると感じの「北」のような形をしていますが、市街地など星があまり見えないところでは2等星までしか見えない事が多いので、カストルとポルックス、そしてポルックスの足元であたるアルヘナの3つしか見えないかもしれません。

郊外など星が綺麗に見えるところに行ったときなど、チャンスがあればぜひ実際の夜空でオリオン座の近くで仲良く並ぶ2つの星を目印にふたご座の形を結んでくださいね。

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