facebook line twitter mail

あじさいの開花が昨年より早い傾向 理由は“暖かさ”

2018/05/19 11:38 ウェザーニュース

5月も中旬になり、あじさいの季節が近づいてきています。街を歩いていると、少しずつ色づきはじめたあじさいを見かけるようになりました。いつもより、少し早いような…?

ウェザーニュースでは毎年、あじさいの開花状況についての調査を実施しています。
昨年2017年5月18日(8671人が回答)の回答と、今年2018年5月17日(7201人が回答)の回答を比較すると、昨年は全国で開花率は9%であった一方、今年は21%にまで達しており、同じ5月中旬の開花率は今年の方が12ポイントも高いという結果でした。

どの地域もほぼ今年の開花が早い

2018年5月17日は7201人、2017年5月18日は8671人が回答
エリアごとに見てみると、北陸を除く全ての地域で今年2018年の方が開花率が高くなっています。特に、関東では17ポイント、沖縄では14ポイントも違いがありました。各エリアとも、あじさいの開花は早まっているようです。

どうしでこのような違いが出てきたのでしょうか。公益財団法人日本花の会の和田博幸さんに伺いました。

さくらと同様に暖かさが原因

平年より9日早く開花した靖国神社の桜(2018年)
——今年あじさいの開花が早い理由は?

「ツツジ類やアジサイ、バラ、もう咲き終わってしまいましたがハナミズキなど、春の4月〜5月に咲く花木類はみんな早く咲いています。花木だけでなく、アヤメなども早いですね。なんといっても今年の4月が暖か過ぎました。」

「早期開花の原因はこれにつきます。花木のほとんどはサクラ類と同様に寒さにあたることで冬眠から覚め、葉や花を展開させます。」

植物によってそれぞれ眼を覚ます低温要求や開花までの積算温度は異なりますが、程度の差こそあれ、様々な植物が影響を受けているようですね。

>> 天気・季節のトピックス記事一覧
  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに