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【週刊地震情報】2018.05.13 長野県北部で震度5弱、直下型の強い地震

2018/05/13 13:55 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は前の週とほぼ同じ水準で経過しました。ただ、長野県北部を震源とする震度5弱の地震が12日に発生。今年に入ってからの震度5弱以上は4回目です。(5月7日~12日の集計)

国内:長野県北部で震度5弱

12日10時29分頃に長野県北部を震源とするM5.2の地震が発生、震源に近いエリアでは強い揺れに見舞われ、長野市の西部や大町市などで震度5弱を観測しました。

今回の震源は2014年11月22日のM6.7(最大震度6弱)に近く、糸魚川―静岡構造線断層帯付近で発生した地震です。発生メカニズムも比較的似通っています。
ウェザーニュースが独自に設置している生活空間の揺れを計測する【Yureステーション】のデータを見ると、直下型の特徴が良く現れています。
震源に近い白馬村では揺れ始めから強く揺れ、約45秒ほど揺れの強い状況が続きました。ただ、1分を過ぎたあたりからはほとんど揺れはなくなっています。さらに揺れの振動の間隔が狭く、波長が短かったことも確認できます。
今回のような直下型の地震の場合、震源付近においては緊急地震速報よりも強い揺れが先に到達するため備えることが難しいという特徴があります。
最低限、寝室の家具などが倒れないなどの対策はしっかりと行いましょう。

海外:M6以上の地震は2回、被害の発生はなし

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の2回ありました。9日にタジキスタンで発生したM6.2の地震が最も強いものです。

今回の地震が深さが100km超と深かったため、地上付近で強い揺れはありませんでした。

タジキスタンはインドプレートとユーラシアプレートの境界の北側に位置し、時々強い地震に見舞われます。
ただ、2015年に発生したM7.2の地震をはじめ、人口の少ない山間部で起こることが多く、近年はあまり大きな被害は出ていません。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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