「テッペンカケタカ、ホンゾンカケタカ」って?
ホトトギスは渡り鳥で、カッコウ目・カッコウ科に分類される、カッコウの仲間です。

アフリカ東部、マダガスカル、インド、中国南部、朝鮮半島、日本などに分布し、日本には、5月ごろに飛来します。春から初夏に渡来し、繁殖して、秋に暖かな南方に飛び去る夏鳥(なつどり)の一種でもあります。
ホトトギスはカッコウの仲間ではあるけれど、鳴き声はカッコウとはかなり違います。カッコウはその名のもとになっているように、「カッコウ、カッコウ」と、私たちには聞こえるようにさえずります。
ホトトギスはカッコウの仲間ではあるけれど、鳴き声はカッコウとはかなり違います。カッコウはその名のもとになっているように、「カッコウ、カッコウ」と、私たちには聞こえるようにさえずります。

では、ホトトギスは? 「ホーホケキョ」!? いいえ、違います! 「ホーホケキョ」はウグイスですよ。
鳥のさえずりなどをそれに似た言葉に置き換えることを「聞きなし」といいます。その聞きなしで表せば、「特許許可局」「天辺(てっぺん)欠けたか、本尊(ほんぞん)欠けたか」などがホトトギスのさえずりです。
鳥のさえずりなどをそれに似た言葉に置き換えることを「聞きなし」といいます。その聞きなしで表せば、「特許許可局」「天辺(てっぺん)欠けたか、本尊(ほんぞん)欠けたか」などがホトトギスのさえずりです。
「托卵」という、したたかな作戦
鳴き声は似ていないカッコウとホトトギスですが、同じ習性を持っています。なんだか、わかりますか?
カッコウもホトトギスも、ほかの種類の鳥の巣に卵を産んで、その鳥にわが子を育ててもらいます。これは「托卵(たくらん)」といわれるもの。日本に飛来するカッコウ科のカッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリはいずれも托卵します。
ホトトギスは主にウグイスの巣に托卵します。そして、卵から孵(かえ)ったホトトギスのヒナは、托卵先の鳥の卵とヒナを巣から落としてしまうのです。まるでホトトギスのヒナによる、ウグイスの巣の“乗っ取り”。ウグイスにしてみれば、たまったものではないですね。
でもウグイスも、されるがままにしておくとは限りません。親のウグイスは、托卵に気づいたときはその卵を落とすなどの対抗措置をとります。ヒトが知らないところで、激しい攻防が繰り広げられているのです。
カッコウもホトトギスも、ほかの種類の鳥の巣に卵を産んで、その鳥にわが子を育ててもらいます。これは「托卵(たくらん)」といわれるもの。日本に飛来するカッコウ科のカッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリはいずれも托卵します。
ホトトギスは主にウグイスの巣に托卵します。そして、卵から孵(かえ)ったホトトギスのヒナは、托卵先の鳥の卵とヒナを巣から落としてしまうのです。まるでホトトギスのヒナによる、ウグイスの巣の“乗っ取り”。ウグイスにしてみれば、たまったものではないですね。
でもウグイスも、されるがままにしておくとは限りません。親のウグイスは、托卵に気づいたときはその卵を落とすなどの対抗措置をとります。ヒトが知らないところで、激しい攻防が繰り広げられているのです。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」
ホトトギスは主に山地の森林に住んで、昆虫などを食べています。この時季、山に入ってはみたものの、ホトトギスの声が聞こえないな、ということもあるでしょう。
でもそこは、徳川家康流に「鳴くまで待とうホトトギス」の心持ちで、ゆったり構えてみてはどうでしょうか。「殺してしまおうホトトギス」などとは、ゆめゆめ思わずに。なにしろ、ホトトギスやカッコウが飛来する豊かな自然があること自体、ありがたいことなのですから。
目には青葉 山時鳥 初松魚
今一度、噛み締めたい一句です。
でもそこは、徳川家康流に「鳴くまで待とうホトトギス」の心持ちで、ゆったり構えてみてはどうでしょうか。「殺してしまおうホトトギス」などとは、ゆめゆめ思わずに。なにしろ、ホトトギスやカッコウが飛来する豊かな自然があること自体、ありがたいことなのですから。
目には青葉 山時鳥 初松魚
今一度、噛み締めたい一句です。
参考資料など
『ニューワイド 学研の図鑑 増補改訂 鳥』(学習研究社)、『改訂新版 世界文化生物大図鑑 鳥類』(世界文化社)、『知っているようで知らない鳥の話』(細川博昭、SBクリエイティブ サイエンス・アイ新書)、『大自然のふしぎ 増補改訂 鳥の生態図鑑』(学習研究社)