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関東は5月でも寒い日はある 北東風のシワザ

2019/05/17 09:10 ウェザーニュース

関東など東日本太平洋側では、5月や6月でも”若葉寒””梅雨寒”という言葉で表されるくらい、肌寒くなる日があります。これはある”風”が影響しています。

北東風が冷たい空気をもたらす

2018年5月9日午後9時の天気図と同5月7日の海面水温
日本の南を進む低気圧が通過すると、この低気圧に向かって北東からの風が関東から北の太平洋側に吹きます。この風が通るのは親潮などが流れる海域。この海域は水温が低いエリアで、この冷たいエリアを吹く風は冷たい風となります。
この風が東北の太平洋側から関東へ吹くため、今の時期でも肌寒くなる日が出てくるのです。

この時期でも東京で20℃以下の日はある

気象庁の観測統計をみてみると、東京では2018年は5月、6月に最高気温が20℃を下回った日が5日ありました。

春から初夏になろうとする時期でも、カーディガンや上着を羽織りたくなるような肌寒い日は意外とあります。(一概に北東風だけの影響は言い切れないのですが)
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