寒気の影響で雲が急発達し、突然のゲリラ雷雨に。

そんな時に見られるのがこの写真のような、青空から真っ黒な雲へ激変する空です。

大きくて、分厚くて、黒くて、凸凹していて、見るからに悪者の雲です。
さらに冷たい風が吹いて来るような場合は直ぐに建物に入って、雲の通過を待つのが賢明です。

落下しようとする雨や氷の粒が強い上昇気流により、落下せずに雲の底にとどまっている状態です。

空の高いところに見られる場合は地上への影響はありませんが、写真のように低い雲に現れた場合は、とどまりきれなくなった雨や氷が一気に降ってきたり、突風をもたらすことがあります。

寒気が強い場合は雷が発生しやすくなります。

天気予報で「強い寒気」と聞いた場合はこの写真のように「落雷」に要注意です。
この時期は「春雷」とも呼ばれるくらい雷が鳴りやすいのです。

雷が発生する場合、雲の中には必ず氷の塊があります。落ちてくる氷が非常に大きくなった場合、巨大な雹にも警戒です。

黒い雲が現れ、乳房雲が現れ、雷が聞こえ、更に雹が降った場合、その次に警戒しなければいけないのは竜巻です。

竜巻を発生させる雲は黒いだけではなく、雲自体がゆっくりと回転していることが特徴です。
もし、回転している雲を発見した場合は直ぐに屋内に避難して下さい。

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このように5月は寒気や前線の影響で非常に危険な現象が発生する時期になります。
もちろん竜巻の発生や巨大な雹が降る地域はごく狭い地域ですが、雲の様子から危険性を察知する知識を持つことはこれからの季節にはきっと役に立つと思われます。