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なぜ、春にお茶の品質が良くなるのか?

2018/04/17 15:08 ウェザーニュース

店頭に新茶がたくさん並ぶ季節になりました。お茶は春から秋にかけて4回収穫され、それぞれ「一番茶」「二番茶」「三番茶」「四番茶」と呼ばれます。このうち、一年で最も早く収穫がなされたものを「新茶」と呼びます。

お茶は各シーズンに採れる

お茶は収穫時期によって種類が分かれていますが、この中で一番茶が最も品質が良いとされているのをご存じですか? 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、果樹茶業研究部門の荒木琢也さんにお話を伺いました。

春の一番茶が最も品質が良い

「確かに一番茶が最も品質が良いと言われています。お茶の品質としては、旨味成分であるアミノ酸類が多いものが良いとされています。一番茶には、アミノ酸類の一種であるテアニンが多く含まれているのです。一方、二番茶、三番茶となると、渋味成分であるカテキンが増えていきます」(荒木さん)

お茶の成分ではカテキンが健康に良いというイメージがありますが、品質の面ではアミノ酸が重要なのですね。では、なぜ一番茶にはアミノ酸が多いのでしょうか。

「一番茶の新芽は春先から成長を始めますが、秋冬頃からずっと根に貯めていた養分を使って成長させます。これに対して二番茶は一番茶を摘んだ後に吸収した養分で成長しようとするため養分が少なく、また繊維質が増えてしまいます」(荒木さん)

早く出回るものがおすすめ

芽の成長から摘採までの期間が品質に影響しているため、生産量としては一番茶が多くなります。
「特別に高級なお茶、たとえば玉露や抹茶を生産する場合、二番茶、三番茶と摘んでしまうと次年度の一番茶に使える養分が減ってしまうために、一番茶以外は摘採しないという生産者もいます。二番茶や三番茶と比べて、味と新鮮な香りを楽しめるのが新茶なのです」(荒木さん)

4月下旬から5月ごろが一番茶の時期です。新茶がお店に並び始めたら購入して、一番茶を味わってみませんか。

参考資料など

伊藤園「お茶百科」(http://www.ocha.tv/)
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