国内で相次ぐ地震
真夜中の震度5強、島根でM6.1の地震
9日1時32分頃、島根県西部を震源とするM6.1、深さ12kmの地震が発生。島根県大田市で震度5強、出雲市や雲南市で震度5弱を観測し、西日本の広いエリアで揺れを感知しました。幸い亡くなった方はいなかったものの、大田市を中心に1000戸近い家屋が被害を受けています。
山陰エリアでは2016年に鳥取県中部でM6.6、2000年に鳥取県西部でM7.3(鳥取県西部地震)、1943年に鳥取県中部でM7.2(鳥取地震)と、これまでは鳥取県の地震が目立ち、島根県内を震源とするM6以上の地震は1978年6月4日以来でした。
今回の地震の余震分布は北西―南東方向に並んでおり、大きなメカニズムとしてはこれまでに鳥取県内で見られた強い地震と似ていると考えられます。
山陰エリアでは2016年に鳥取県中部でM6.6、2000年に鳥取県西部でM7.3(鳥取県西部地震)、1943年に鳥取県中部でM7.2(鳥取地震)と、これまでは鳥取県の地震が目立ち、島根県内を震源とするM6以上の地震は1978年6月4日以来でした。
今回の地震の余震分布は北西―南東方向に並んでおり、大きなメカニズムとしてはこれまでに鳥取県内で見られた強い地震と似ていると考えられます。
注目のエリアで震度5弱の地震発生
14日4時00分頃、根室半島南東沖でM5.4の地震が発生、北海道の道東エリアを中心に強く揺れ、中標津町で震度5弱を観測しています。
この地震の震源となった根室半島南東沖は、2017年暮れに地震調査研究推進本部が新しい見解を発表した千島海溝沿いの一部で、巨大地震の発生が懸念される注目のエリアです。今回の地震は”正断層型”で、プレート境界付近ではなく、プレートの内部が破壊したことで発生したと見られます。
根室半島南東沖や釧路沖、十勝沖を含めたエリアでは2000年以降だけでもM7以上の地震が5回発生しています。地震の規模によっては津波の危険性もあるため、南海トラフ周辺と並ぶ警戒が必要なエリアとも言えます。
この地震の震源となった根室半島南東沖は、2017年暮れに地震調査研究推進本部が新しい見解を発表した千島海溝沿いの一部で、巨大地震の発生が懸念される注目のエリアです。今回の地震は”正断層型”で、プレート境界付近ではなく、プレートの内部が破壊したことで発生したと見られます。
根室半島南東沖や釧路沖、十勝沖を含めたエリアでは2000年以降だけでもM7以上の地震が5回発生しています。地震の規模によっては津波の危険性もあるため、南海トラフ周辺と並ぶ警戒が必要なエリアとも言えます。
三河地震の震源付近で相次ぎ発生
14日15時13分に愛知県西部を震源とするM4.6の地震が発生し、西尾市や高浜市で震度4を観測しました。10時39分にM3.5、13時51分にM3.1と同じエリアで地震が相次いでいました。
今回の震源は1945年に2000人近い死者を出した三河地震と近いこともあり、注目されました。三河地震はM6.8、観測された震度では三重県津市の震度5(当時)が最大でしたが、震源に近い現在の西尾市周辺では震度7に相当する揺れがあったと考えられています。
震度4を観測した地震以降は目立った揺れはなく、活動は落ち着いているものの、今後の動向が気になる所です。
今回の震源は1945年に2000人近い死者を出した三河地震と近いこともあり、注目されました。三河地震はM6.8、観測された震度では三重県津市の震度5(当時)が最大でしたが、震源に近い現在の西尾市周辺では震度7に相当する揺れがあったと考えられています。
震度4を観測した地震以降は目立った揺れはなく、活動は落ち着いているものの、今後の動向が気になる所です。
海外のM6超の地震は1回のみ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。
10日に発生したチリ沿岸部のM6.2の地震で、大きな被害や津波などの発生はありませんでした。
しばらく地震が多発していたパプアニューギニア周辺はM6を超える地震の発生はなく、落ち着いた状態になっています。
10日に発生したチリ沿岸部のM6.2の地震で、大きな被害や津波などの発生はありませんでした。
しばらく地震が多発していたパプアニューギニア周辺はM6を超える地震の発生はなく、落ち着いた状態になっています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。