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北日本で「黄砂」を観測

2018/04/12 17:16 ウェザーニュース

中国大陸で巻き上げられた黄砂が、低気圧の移動に伴って日本上空に飛来。北日本を中心に、気象台から黄砂を観測したとの発表が相次いでいます。
視程(水平方向で見通しの効く距離)は10km以上の所がで、悪いところでも6kmと、生活に影響が出るほどの濃さにはなっていません。
北海道 4/12 10:43撮影
黄砂ですね… 風がとても強い

ただ、北海道では、車のボンネットに黄砂の痕跡が見られるようです。

視程が5km未満となる所も

地表付近の黄砂濃度(12日21時の予想)
気象庁HPより
気象庁によると、北海道では今日12日(木)夜遅くにかけて、視程が5km未満となる所もある予想です。交通への障害が発生する恐れがありますのでご注意ください。
ただ、明日13日(金)になると、黄砂の大部分はそのまま上空を流れ去るものとみられます。

若干の黄砂が屋外の物に付着する可能性があります。外に出していた車が汚れているようであれば、洗車等の際に傷をつけないようにご注意ください。

黄砂とは

タクラマカン砂漠やゴビ砂漠など、中国を中心とした東アジアの砂漠地帯で、春に雪どけが進むと、むき出しになった砂が、強風で上空に巻き上げられます。
この砂が、日本上空付近を流れるジェット気流に乗り、日本までやってくるのです。

黄砂は花粉症や喘息などの症状を悪化させることもあるので、敏感な方はマスクを着用するなど対策を。
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