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西日本などで「黄砂」を観測

2018/04/07 10:50 配信

2018/04/07 15:46 ウェザーニュース

中国大陸で巻き上げられた黄砂が、低気圧や前線の移動に伴って日本上空に飛来しています。
西日本を中心に、気象台から黄砂を観測したとの発表が相次いでいます。視程(水平方向で見通しの効く距離)は悪いところでも9kmと、生活に影響が出るほどの濃さにはなっていません。
7日(土) 9時00分の可視画像
ひまわり8号から撮影された衛星画像を見ると、山陰沖の日本海付近に茶色く見える領域があります。複数の波長による観測結果を合成した解析画像によると、この領域は黄砂が比較的濃いようです。

空が少し霞む程度の予想

大気中の黄砂の総量予測(気象庁より)
ウェザーニュースの予想では、黄砂は関東や東北付近まで到達する可能性がありますが、7日(土)は日本上空の風が強いため、黄砂の大部分はそのまま上空を流れ去るものとみられます。空がうっすらとかすむ程度で、生活に大きな影響はない予想です。明日8日(日)には解消されるとみています。
ただ、若干の黄砂が屋外の物に付着する可能性があります。外に出していた車が汚れているようであれば、洗車等の際に傷をつけないようにご注意ください。

黄砂とは

タクラマカン砂漠やゴビ砂漠など、中国を中心とした東アジアの砂漠地帯で、春に雪どけが進むと、むき出しになった砂が、強風で上空に巻き上げられます。
この砂が、日本上空付近を流れるジェット気流に乗り、日本までやってくるのです。

黄砂は花粉症や喘息などの症状を悪化させることもあるので、敏感な方はマスクを着用するなど対策を。
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