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海外で人気! 桜の名所5選

2018/03/19 10:56 ウェザーニュース

日本以外にも、桜の名所があるのを知っていますか? 世界の桜の名所は、日本との深い縁が今日まで続いてきた証でもあります。外国で愛でられている桜は立派な“親善大使”です。ここでは世界の桜の名所を5つご紹介します。

(1)ワシントンD.C.【アメリカ】

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最初にご紹介するのはワシントンD.C.のタイダル・ベイスン、ポトマック河畔付近にある桜並木です。この桜は100年以上も前に日本から贈られたもので、今でも日米親善の架け橋となっています。

ここにはアメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの功績を称えたというワシントン記念塔と共に、迫力抜群の桜並木を眺めることができます。

(2)バンクーバー【カナダ】

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写真:Lukasz Szczepanski
バンクーバーでは、市内のいたるところに桜があり、中でも「スタンレー・パーク」や「クイーン・エリザベス・パーク」が桜の名所と言われています。こちらの桜も、1930年代に日本から寄贈されたもので、現在は桜の開花に合わせて「バンクーバー桜祭り」が開催されています。

桜祭りでは特別な衣装を着て踊ったり、俳句のコンテストを実施したりしています。これも日本とカナダの友好の証ですね。

(3)ベルリン【ドイツ】

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ベルリンの壁崩壊後、日本のテレビの企画で贈られたことがきっかけで増えたというベルリンの桜。その桜はベルリンの壁の跡地に植えられています。それ以外にも、ベルリン大聖堂のすぐ近くにも桜があり、桜と大聖堂のコラボ写真を撮ることも可能です。

(4)ストックホルム【スウェーデン】

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北欧の王国、スウェーデンの首都ストックホルムでも桜を楽しむことができます。こちらも1998年に日本からスウェーデン国王に寄贈されたもので、王立公園をびっしりと桜が埋め尽くします。

スウェーデンは日本よりも暖かくなるのが遅いため、開花は4月下旬から5月中旬ごろ。日本のゴールデンウィークのタイミングでちょうど満開を迎えるようです。

(5)阿里山【台湾】

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東アジアには日本とは異なる種の桜もたくさんあるそうですが、台湾の桜の名所である阿里山の桜は、その多くが日本から輸入されたそうです。

中でも最も人気なのが「桜王」と呼ばれる一本桜で、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。

以上、ご紹介してきた桜は日本から世界に旅立ち、今でも多くの人々を魅了しています。日本の桜の魅力が世界各地で広まっているのは嬉しいものですね。

参考資料など

National Park Service, “Washington's Grandest Springtime Tradition!”(https://www.nps.gov/subjects/cherryblossom/index.htm)、Vancouver Cherry Blossom Festival, “History of our Cherry Trees”(http://www.vcbf.ca/education/history-of-our-cherry-trees)、Land Berlin, “Sakura-Campaign”(https://www.berlin.de/senuvk/umwelt/stadtgruen/stadtbaeume/de/sakura/index.shtml)、slow travel stockholm, “Where to see cherry blossoms in Stockholm”(https://www.slowtravelstockholm.com/tours-activities/see-cherry-blossoms-stockholm/)、嘉義縣文化觀光局「阿里山花季」(https://www.tbocc.gov.tw/ActiveMsg/Active_Detail2.aspx?id=474223d9-9c24-e511-99fd-e4115b13f301&lang=cn#)
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