「家族連れや新生活を始める人を中心に幅広い層の方が売り場を訪れ、需要の高さを感じます」(ビックカメラ新宿西口店家電コーナー担当・加藤拓哉さん)

空気中のほこりや花粉を除き空気をキレイにするのが空気清浄機の機能ですが、各メーカーが独自の技術で効果を高めています。

「機械のなかで花粉やホコリを分解できる『ストリーマ』のダイキン、イオン物質を放出して抑制する『プラズマクラスター』のシャープなどが人気です。また、部屋のニオイを気にする方が多いので、消臭機能の特性に注目して選ぶ方も多いですね」(加藤さん)

●店頭価格：47,930円
●サイズ：600×395×287mm
●適用床面積：～31畳(～51平方メートル)

ダイキン独自のストリーマ(プラズマ放電)技術でフィルターに捕集した花粉や有害物質を分解、におい成分を除去する空気清浄機。

「吸い込み口が狭く、強い気流をつくって吸引するのが特徴。繊維が丈夫なTAFUフィルターを採用しており、集塵性能が持続するため従来フィルターに比べ10年後も約1.4倍の高い集塵性能が持続します。

PM2.5・臭い等はセンサーで検知します。また、フィルターが水に浸かっていない構造で、カビや異臭が起きにくいのも評価されています」(加藤さん)

●店頭価格：32,770円
●サイズ：622×280×260mm
●適用床面積：～約18畳（30平方メートル）

高濃度プラズマクラスター25000を搭載し、消臭効果、空気中の浮遊菌や浮遊ウイルス、浮遊アレル物質の抑制効果があるとして人気の機種。

「背面全体が吸入口になっていてパワフルに吸引。『スピード循環気流』で、効率よく集塵できます。プラズマクラスターイオンは、静電気も除去できるのがいいところです。使うと壁に花粉やホコリが付きにくくなり、床に落ちるのです。また、フィルターを取り出してお手入れすることができます」(加藤さん)

どんな部屋にも置きやすいスリムなつくりもポイントです。

●店頭価格：37,340円
●サイズ：560×360×230(＋脚部:10)mm
●適用床面積：～25畳(41平方メートル)

人やペットの動きを検知する人感センサーにより、ホコリや花粉が舞い上がりそうな方向を検知する「ニオイセンサー」も搭載。

「消臭機能が高くてもコンパクトなサイズのものが欲しい、という方に人気のタイプです」(加藤さん)

吸い込んだ空気をフィルターでキレイにするだけでなく、水に包まれた微粒子イオン『ナノイー』を放出することで、部屋の空気中の花粉や嫌な臭いを抑制する効果があります。加湿機能を使えば、花粉に湿度を与え舞い上がりにくくする効果も期待できます。

●店頭価格：46,440円
●サイズ：631×345×262mm
●適用床面積：～約23畳(約38平方メートル)

2位のKI-HS50の機能に加え、「プラズマクラスターパワフルショット」があるのが特徴。

「ソファーなど気になるところに向けてパワフルショットを使うことで、ピンポイント消臭・除菌ができます。スピード循環気流と合わせ、高い消臭効果が期待できる機種です」(加藤さん)

また、無線LANでつなぐことでクラウドのAI(人工知能)で設置している地域の空気の情報まで分析し、運転を最適化する「COCORO AIR」も搭載。スマホから部屋の温度や湿度、PM2.5濃度、ほこり、臭いなど空気情報を確認できます。

●店頭価格：44,850円
●サイズ：700×270×270mm
●適用床面積：～25畳(約41平方メートル)

花粉や有害物質を分解、におい成分を除去するストリーマ機能があり、かつスリムなタイプ。

「運転音がとても静かなことも特徴です。騒音レベルを表す単位(dB)では従来機と変わらないのですが、ダイキンで測定している人が実際に感じる音の感覚量『SONE値』が低い。

また、側面に吸い込み口と吐き出し口がついているのですが、離れているので干渉も少ないのもおすすめポイントです。スリムで静かなので、勉強部屋や子ども部屋に設置する人が多いです」(加藤さん)

偏西風の影響で、黄砂やPM2.5の飛来が3月末にはピークになると予想されています。家の中は心地よい空間にしたいもの。空気清浄機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。