野菜高値の原因は天候不順
白菜やキャベツが平年の2〜3倍という高値水準を続けています。原因は昨年末から続く低温。気温が低くて生育が悪いのです。店頭のキャベツはだいぶ小玉で、白菜の4分の1カットとなると情けないほど小ぶりです。
旬の野菜はその時季にふさわしい気温や日照があってこそすくすく育つのだと改めて思わされます。
旬の野菜はその時季にふさわしい気温や日照があってこそすくすく育つのだと改めて思わされます。
冷凍野菜の輸入が初の100万t超え
そこで注目されるのが冷凍野菜です。昨年(2017年)1年間に輸入された冷凍野菜は前年比7%増の101万t。100万tを超えたのは初めてです。内訳は、ポテトが38%、枝豆やエンドウなど豆類が12%、ほうれん草5%、ブロッコリー5%といったところ。
また、東京税関が輸入されたほうれん草とブロッコリーの冷凍野菜の産地を発表しています(平成30年2月27日)。主な輸入先国を見てみると、ほうれん草は中国からの輸入が94.7%、ブロッコリーは中国が51.3%、エクアドルが43%となっています。
また、東京税関が輸入されたほうれん草とブロッコリーの冷凍野菜の産地を発表しています(平成30年2月27日)。主な輸入先国を見てみると、ほうれん草は中国からの輸入が94.7%、ブロッコリーは中国が51.3%、エクアドルが43%となっています。
ブロッコリーなどが前年比150%の伸び
冷凍野菜を販売しているローソンストア100に売れ行きを聞きました。全国で801店舗(2018年1月末現在)を展開している同社は、名前の通り大半の商品を一律100円(税別)で販売しています。
「冷凍野菜は約15種類ありますが、ブロッコリー(160g)とほうれん草(180g)が前年比で150%伸長しています。とくにブロッコリーは冷凍野菜の中で最も売れています。いんげん(200g)も前年比120%で売れゆき好調です」(広告販促部・森口紫乃さん)
ローソンストア100はカット野菜も販売しているので、そちらの売れ行きを尋ねると、「カット野菜についての数値は非公開とさせていただいていますが、売れ行きが大変好調なのは事実です」(森口さん)
「冷凍野菜は約15種類ありますが、ブロッコリー(160g)とほうれん草(180g)が前年比で150%伸長しています。とくにブロッコリーは冷凍野菜の中で最も売れています。いんげん(200g)も前年比120%で売れゆき好調です」(広告販促部・森口紫乃さん)
ローソンストア100はカット野菜も販売しているので、そちらの売れ行きを尋ねると、「カット野菜についての数値は非公開とさせていただいていますが、売れ行きが大変好調なのは事実です」(森口さん)
冷凍野菜のメリット
野菜が高騰しているのにローソン100が安定して100円で供給できるのは、メーカーと年間の販売計画を立てているため、原材料を大量に確保できるからだと言います。
主に業務用として使われている冷凍野菜ですが、「国産野菜の高値を受けて、家庭用の消費が伸びています」(日本冷凍食品協会)。
サラダのように歯ごたえを求めるような食材として使用するキャベツ・白菜・レタスは、一般的に冷凍されることは少ないですが、生鮮野菜の価格高騰が続く中で、冷凍ほうれん草や冷凍ブロッコリーを代替えの一つとして選択している人が増えているようですね。
主に業務用として使われている冷凍野菜ですが、「国産野菜の高値を受けて、家庭用の消費が伸びています」(日本冷凍食品協会)。
サラダのように歯ごたえを求めるような食材として使用するキャベツ・白菜・レタスは、一般的に冷凍されることは少ないですが、生鮮野菜の価格高騰が続く中で、冷凍ほうれん草や冷凍ブロッコリーを代替えの一つとして選択している人が増えているようですね。