国内:西表島付近で最大震度5弱、日本では今年初
3月1日22時42分頃、西表島付近を震源とするM5.6の地震が発生。震源に近い西表島南部の観測地点で震度5弱の揺れとなりました。今年になって日本で震度5弱以上の地震が発生したのは初めてです。その後も余震が続き、同日21時11分頃、2日の0時32分頃には震度3の揺れを観測しています。
沖縄県で震度5弱以上の地震を観測したのは2010年2月27日以来のことになります。
西表島付近では1992年9月から12月にかけて群発地震が発生。10月14日を皮切りに、震度5(当時)を観測する地震が5回発生しました。1924年に西表島の北の沖合で噴火した海底火山との関連性が示唆され、2000年から2001年にかけても同じエリアで地震が多発、2000年11月14日には震度5弱を観測しています。
今回の地震はこれまでの群発地震と違い島の南側で発生したことから、関連性は薄いと考えられます。ただ、同程度の地震が起こりやすいエリアですので、今後も注意が必要です。
沖縄県で震度5弱以上の地震を観測したのは2010年2月27日以来のことになります。
西表島付近では1992年9月から12月にかけて群発地震が発生。10月14日を皮切りに、震度5(当時)を観測する地震が5回発生しました。1924年に西表島の北の沖合で噴火した海底火山との関連性が示唆され、2000年から2001年にかけても同じエリアで地震が多発、2000年11月14日には震度5弱を観測しています。
今回の地震はこれまでの群発地震と違い島の南側で発生したことから、関連性は薄いと考えられます。ただ、同程度の地震が起こりやすいエリアですので、今後も注意が必要です。
世界:パプアニューギニアでM7.5の大地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は6回発生しています。2月26日にパプアニューギニアを震源とするM7.5の地震が発生、震源付近では震度6弱に相当するような強い揺れがあったと見られます。揺れの強い地域が山間部だったこともあり、大規模な地すべりが各地で発生、その影響で被害が拡大し、亡くなった方も多数に及んでいます。
パプアニューギニアは太平洋プレートがオーストラリアプレートに沈み込む地震多発エリアで、過去には北岸での強い地震が多く見られています。今回のような山間部の地震はあまり多くはなく、USGSの記録に残る1902年以降では最も大きな地震です。(同じニューギニア島のインドネシア側では山間部のM7以上の地震記録あり)
パプアニューギニアは太平洋プレートがオーストラリアプレートに沈み込む地震多発エリアで、過去には北岸での強い地震が多く見られています。今回のような山間部の地震はあまり多くはなく、USGSの記録に残る1902年以降では最も大きな地震です。(同じニューギニア島のインドネシア側では山間部のM7以上の地震記録あり)
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。