先ほど早咲きと紹介しましたが、河津桜はだいたい2月上旬頃から開花が始まります。
まだまだ寒さが厳しい中、濃いピンク色の花弁が控えめに開き、地元の人に少し早めの春到来を告げるのです。

河津桜の特徴は、咲く時期や色だけではありません。
ソメイヨシノの場合、開花からだいたい2週間後には満開となり、1週間ほどでパーっと散るというなんとも豪快な咲き方になります。
しかし、河津桜は開花から満開になるまでに約1ヶ月かかり、最初は寂しげだった木がだんだんと華やかになっていく過程をゆっくりと楽しむことができます。

実は河津桜の開花予想は非常に難しいと言われています。早い時は1月から咲き始め、例年より早めに見頃が終了してしまうことも。

今年はというと、寒さが厳しいこともあり、例年より見頃がやや遅いようです。早めに訪れた方にはちょっと寂しいお花見になってしまったかもしれませんね。

河津桜が見頃を迎える頃、川沿いには菜の花も咲き始めます。
天気が良い日には、河津桜の濃いピンク色と菜の花の鮮やかな黄色が青空に映え、思わずシャッターをきりたくなるような景色が広がります。

春爛漫とはまさにこのこと！

都心からやや時間はかかるものの、一見の価値ありです。

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