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休眠打破完了!ゆっくりながら生長スタート

さくらのつぼみプロジェクト 第1回つぼみ調査

2018/02/25 17:40 ウェザーニュース

桜の開花日をより高い精度で予想するため、2/22(木)~2/24(土)にかけて、今シーズンはじめてのつぼみ調査を実施しました!
全国から2,263通のつぼみ報告がありました。たくさんのご参加ありがとうございました。

つぼみの生長は始まったばかり

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ほぼ全国的に、まだ90%以上のつぼみが「小さく硬い」状態です。昨年と同じくらいかやや早くなっています。今年の冬は、昨年より寒いため、全国的に休眠打破が順調に行われたためと考えられます。
ただ、過去5年(2013-2017)の同時期の平均とくらべてみると、全国的に遅い傾向です。これは、2月の後半になっても低温傾向が続いている影響だと思われます。
北日本は、まだほとんどの桜が「小さく硬いつぼみ」です。

昨年までの例を参考にすると、変化がはっきりと表れ始めるのは、東北で3月中旬、北海道で3月下旬となりそうです。

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
   今回  昨年2/23~25
九州  9%   9%
四国  14%  10%
中国  8%   5%
近畿  6%   5%
東海  6%   6%
関東  6%   7%
甲信  0%   3%
北陸  8%   9%
東北  4%   5%
北海道 0%   0%

現在のつぼみの様子

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左:熊本県熊本市(2/24)
「蕾の先端の黄色い部分が一昨日よりも伸びて来ました。成長速度はまだゆっくりです(^_^)」
左:東京都練馬区(2/24)
「小さな蕾です。」

桜予報担当より

昨年の同時期と同じくらい、もしくは昨年以上に生長が進んでいて、寒いながらもスタートはまずまず。休眠打破が十分行われたことは確認できました。
となると、開花前の気温がカギになると考えられます。
今年の3月は、天気が周期変化で、日によって寒暖の変化が大きいと予想されるため、西日本や東日本は、開花日がその日の寒暖によって前後しやすく、予測が難しくなりそうです。
北陸や東北は、まだ「春遠し」のためか、つぼみ調査の参加が少なめです。この冬の大雪の影響も気になります。多くの方に報告いただけると助かります。(桜予報担当:永井)

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