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東京マラソンの天気
今年は寒さとの闘いに

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2018/02/25 14:16 ウェザーニュース

いよいよ明日25日(日)は東京マラソン!
ウェザーニュースのマラソン愛好家:ランナー予報士が当日の天気と攻略ポイントをランナーのみなさんと応援するみなさん向けにお伝えします。

大会当日の天気は?

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マラソン当日の東京は曇りで最低気温3℃、最高気温9℃の予想です。風も比較的穏やかで、速いランナーには絶好のコンディションと言えるかもしれません。
一方、マイペースで走るランナーには、防寒対策が必要な寒さ。レース中に低体温症にならないためにも、長袖Tシャツ、あるいはアームウォーマーやネックウォーマーがあると有効でしょう。

気になる風向きは、東~北東となる予想。となると、新宿をスタートしてから、15km浅草まではずっと向かい風になることが
考えられます。
>> ピンポイント天気予報

追い風・向かい風の区間を解説

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【1】スタートから浅草まで向かい風
スタートしてしばらくは体温が上がらない状態での向かい風ですから、自分のペースを安定させるのに苦労しそうです。
ただ、まだ序盤なので、ランナーの集団は、あまりばらけてはいないはず。
自分のペースに合う集団を見つけて、うまく風除けとして、体力のロスを最小限に抑えるとよいでしょう。

【2】「浅草→門前仲町」と「蔵前→品川」は追い風区間
浅草を折り返してからは、門前仲町や蔵前でUターンを繰り返して品川に向かいます。
追い風になったり向かい風になったり風向きの変化が大きい区間です。
特に気をつけたいのが「浅草→門前仲町」と「蔵前→品川」の南に向かう区間(追い風区間)の走り方。
調子に乗って、ついつい勢いに乗って飛ばしてしまいがちですが、なにしろ42kmの長丁場です。
ペースを乱すことで、終盤の肝心の頑張り所でスタミナが切れてしまう可能性があります。少し自重するくらいの意識で、ペースを維持することを心がけましょう。

【3】品川からゴールまでは再び向かい風
35km品川を折り返して、ゴールまでの区間が、このコースでいちばん厳しいところ。
冷たい向かい風の中、疲労もたまって、心折れそうになる区間です。
しかし歩いてしまうと余計に体温を奪われて、体が動かなくなりますので、
ここはなんとしてでも、沿道の声援も力に、気力を振り絞って走り続けていられるようにしたいところ。

ゴールの丸の内の大観衆の中、さっそうと笑顔でフィニッシュできるように。
そのためにも、道中、風に惑わされないペース配分が大事になります。

敏感な方は花粉対策を

すでに東京はスギ花粉の飛散が開始しています。
雲が多く気温も低いため、大量に飛散する事はありませんが、花粉に敏感な方は対策をしてからレースに臨むようにしてください。
>> 花粉の飛散予想

応援に出かける方へ

応援してる人も、今年は寒さとの闘いになりそうです。
じっと立ってるとそれだけで冷えてしまいますから、手袋やマフラーはもちろん、靴下は厚手にして、カイロを貼ったり、温かい飲み物を用意して防寒対策は万全に。自分の体を温めて、ランナーに"熱い"声援を送ってください。
>> ウェザーニュース記事一覧
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