山梨県の山中湖村では朝日にほんのり染まる富士山がとらえられました。

この様を紅富士（べにふじ・あかふじ）と呼び、真冬の朝方や夕方に空気が澄んでいると、朝日によって数分間、鮮やかな紅色に染まるそうです。

今朝の山梨県山中湖村は-5.7℃まで冷え込みました。

湖畔からとらえられたこの写真には、この冷え込みで氷結した湖面にも紅富士のほんのり染まった色が写り込んでいます。

夏から秋にかけてみられる同条件の赤富士は、山肌に雪がない分もっと赤が濃いですが、冬場の紅富士は雪が積もった白い山肌がフラミンゴのようなピンク色に染まるところが特徴です。

厳冬の朝のたった数分間のスペクタクルな風景ですね。