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黄道十二星座
誕生星座は今日からうお座に

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2018/02/19 09:10 ウェザーニュース

星占いでもおなじみの黄道十二星座。朝の情報番組や雑誌の占いで目にする機会も多いと思いますが、星占いで使われる誕生星座は今日からうお座となります。

誕生星座になっていることから、あまり星座に詳しくない人もほとんどがその名前を知っているうお座ですが、実際の空では暗くて目立たない星座です。

そこで、今日は誕生星座の話とともに、うお座についても詳しくみていきましょう。

〔リンク〕ウェザーニュース 星空Ch.

黄道十二星座と誕生星座

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上の図は、黄道十二星座とその期間を表したもので、今日2月19日〜3月20日に生まれた方は、誕生星座がうお座ということになります。

しかし、この誕生星座の期間はどのように決められたのでしょうか?

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上の図は、太陽と地球、黄道十二星座の位置関係を表したもので、図の位置関係の場合、地球から太陽をみた時に奥にあるのがうお座なので、太陽はうお座の領域にあると言えます。

現在の星占いのベースとなっている占星術がまとめられた頃は、「◯◯座生まれ=その人が生まれた時に太陽が位置していた星座」を表していました。

というのも、生まれた時に太陽がいる星座は特別で、その人に影響を与えると考えられていたためです。

ただし、占星術では、大きさがバラバラな星座の領域を加味してその期間を決めたのではなく、当時春分点があったおひつじ座を基準に太陽の通り道である黄道を12等分し、1ヶ月に1つ分星座を移動するようにしたので、上の図のような期間で誕生星座が変わるようになりました。

うお座の見つけ方と見頃は?

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星座としては有名なうお座ですが、実際の星空ではどのように見えるのでしょうか?

うお座は4等星以下の暗い星しかないことからあまり目立たない星座で、光害の影響で明るい星しか見えない市街地ではまず見ることが出来ません。

星が綺麗な郊外であっても見つけるのはやや難しいかもしれませんが、近くにあるペガスス座の秋の四辺形を目印に探すと良さそうです。

ちなみに、黄道十二星座の中で4等星以下の暗い星しかない星座は、うお座とかに座の2つだけです。

今の時期うお座は、夕方18時ごろに西の空に出ているものの、すぐに沈んでしまうことから観測にはあまり向いていません。

比較的観測しやすい夕方〜夜にかけて空高いところに昇る秋が、うお座観測のベストシーズンと言えそうです。

うお座の神話

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ギリシャ神話ではうお座を構成する2匹の魚は、美と愛の女神アフロディーテとその子供エロスが化けたものと言われています。

ある日、アフロディーテとエロス親子が川の岸辺を歩いていると、突然恐ろしい怪物テュポンが現れて襲ってかかってきました。

テュポンというのは、大地の神ガイヤが一族をことごとく打ち破ったゼウスに復讐するために生み出した怪物で、身の丈は天まで届く程大きく、肩からは100匹を越えるヘビの頭が生え、炎を放つ目を持ち、下半身は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をしていることから、神々から非常に恐れられていました。

そのような怪物が急に目の前に現れたため、アフロディーテ親子は大慌てで魚に変身すると、川に飛び込んで逃げました。その時に万が一はぐれてしまってはいけないので、母であるアフロディーテは自らの体をエロスとリボンで結びつけたのでした。

その様子を天界から見ていた神ゼウスは、リボンで繋がった魚の親子が泳いでいる様子を面白がって、天に上げて星座にしたと言われています。

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