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流行中のインフルエンザ 患者の10%は2度かかる?

2018/02/17 07:23 ウェザーニュース

依然として流行中のインフルエンザ。今月11日までの1週間の推定患者数は239万人。前週の282万人より減ってピークは過ぎた可能性はあるものの、今シーズンの累計推定患者数は2月11日までに1600万人を超えました。中には2度かかる人も少なくないようです。
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流行のピークは越えた?

「2月3日までは、インフルエンザの患者さんが毎日10人ほど来院しましたが、2月5日以降は半分ほどに減りました。当院に関する限り、ピークは越えたと思われます」と語るのは、せたがや内科・神経内科クリニック(東京都世田谷区)院長の久手堅司(くでけん・つかさ)さんです。

例年、インフルエンザ流行のピークは2月上旬から中旬。今後、感染者は減少するでしょうが、「ピークは越えたといっても、まだ家族で初めて感染したり、一家でもA型とB型と別の型に感染するケースもありますから、これから家族内感染が広がる可能性があります」(久手堅さん)

インフルエンザに複数回かかる人も

今シーズンのインフルエンザは、複数回かかる人が多いと久手堅さんは指摘します。

「私のクリニックの患者さんをみると、12月にA型にかかり、1月になってB型にもかかったり、逆の順にかかったり、インフルエンザに2度感染した人が少なくありません。割合でいうと患者さんの10%ほどですが、例年に比べて多いです」(久手堅さん)

流行中のインフルエンザウイルスは、A型(H1N1)、A型(H3N2)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4つ。1シーズン中に同じタイプのウイルスに再感染することはありませんが、別のタイプには感染することがあります。理論的には4タイプにそれぞれ感染する可能性がありますが、実際にはA型とB型の2回感染までにとどまることがほとんどのようです。

インフルエンザに1度感染して治っても、感染予防に努めてください。

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