facebook line twitter mail

【週刊地震情報】2018.02.11
台湾で地震多発 M6超で大きな被害発生

2018/02/11 05:08 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は前の週に引き続き少ない傾向でした。震度3以上の回数は1回のみです。一方で台湾では強い地震が多発し、大きな被害が発生しています。(2月5日~10日の集計)
〔リンク〕地震情報TOP

国内:震度3は1回のみ、観測地点も1地点

box0
日本付近では地震の少ない状態が続いています。期間内に震度3以上の揺れを感じた地震は1回のみです。6日22時57分に茨城県沖を震源とするM3.7の地震が発生し、日立市で震度3を観測しました。この地震で震度3だったのは日立市の1地点のみで、ここ一週間では唯一ということになります。

世界:台湾で地震多発、最大M6.4

box1
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しました。いずれも台湾付近を震源とする地震です。このエリアでは2月4日から地震が多発し、4日22時56分にはM6.1の地震が発生。その後も地震の多い状況が続いて、7日0時50分にはM6.4の地震が起きました。4日に比べて震源がやや陸地よりだったことから、揺れが大きくなり、最も強い所では現地の基準で震度7を観測しています。この地震で建物の倒壊が相次ぎ、10人以上の犠牲者が出てしまいました。

台湾はユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に当たり、地震の多い地域です。1999年にはM7.6という大きな地震が発生し甚大な被害が出るなど、度重なる地震被害に見舞われています。M6台の半ばでも震源近くでは揺れや被害が大きくなる恐れがあるという点で、日本の直下型地震につながる部分があります。

>>週刊地震情報 バックナンバー検索
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • 公式SNSアカウント