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寒気と共にJPCZが再び襲来
日本海側は大雪に要警戒

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2018/02/11 19:11 ウェザーニュース

週前半にかけて、強い寒気と日本海に発生する雪雲のライン(JPCZ)の影響で、日本海側のエリアでは再び大雪に警戒が必要です。

強い冬型の気圧配置となり寒気が襲来

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13日(火)9時 上空約5500m付近の寒気図
日本付近は冬型の気圧配置となり、12日(月)には大雪の目安となる上空5500mで-36℃以下の寒気が、北日本や北陸エリアに流れ込む見込みです。

この強い冬型の気圧配置は13日(火)頃にかけて続く見込みで、日本海側のエリアでは大雪に警戒が必要です。
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日本海側に大雪をもたらすJPCZ

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JPCZとは、冬型の気圧配置の時に日本付近に流れ込む季節風が長白山脈を迂回し、日本海で合流してできる収束帯です。風がぶつかることで生じる上昇気流が雪雲の発達を促すため、JPCZの付近では発達した雪雲が次々に発生し、その雲が流れ込むエリアでは強い雪が降ります。

先日の福井県を中心とした北陸の大雪は、このJPCZによる発達した雪雲が同じエリアにかかり続けた事が原因でした。

このJPCZの発達した雪雲が、新潟〜山形県付近に流れ込む見込みのため、該当のエリアでは雷や積雪急増に警戒してください。

週前半にかけて大雪に要警戒

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【14日09時までに予想される降雪量】
《北海道日本海側》
 50~70cm

《東北北部日本海側》
 70~100cm

《東北南部日本海側》
 120~150cm

《東北太平洋側》
 山沿い40~60cm、平地10~20cm

《北陸東部》
 120~150cm(特に下越山沿い)、佐渡島60~80cm、平地60~80cm 。

《北陸西部》
 山沿い100~130cm、平地50~80cm(福井県嶺北)

《甲信北部》
 山沿い40~60cm

《近畿北部》
 20~40cm

《山陰》
 30~50cm

《九州北部》
 平地5~15㎝、山沿い20~40cm

※いずれも多い所

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