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意外に雪が降らない「平昌」 勝負の行方は雪質にあり

2018/02/09 07:34 ウェザーニュース

本日、冬季五輪の開催式が行われ、いよいよ熱い戦いが始まります。
会場となる韓国・平昌へ応援や観光に行く予定がある方は、天気が気になるところですよね。
>>天気図で低気圧が来ないかをチェック

韓国で最も厳しい寒冷地「平昌」

平昌地域は韓国国内でも最も厳しい寒冷地であり、大会期間中の2月から3月は夜間にマイナス20℃近くまで冷え込むこともあります。
マイナス20℃というと、日本有数の極寒の地として知られる北海道にある「陸別町」の1月の最低気温の平均と同程度という事になります。
また、風が吹くと、体感温度は実際の温度より5℃以上低く感じます。
>>北海道陸別町の気温は?

開会式は寒さが少し落ち着く

この冬は、日本でもそうですが、いつも以上に強い寒気が襲来。開会式がある9日は寒気が弱まる分、寒さが落ち着きますが、その後は再び強烈寒波で厳しい寒さが復活。競技観戦に当たっては最大限の寒さ対策をとるようにしてください。

ただ、外務省によると、ホットドリンク用の保温力の高い水筒などは開会式・競技会場への持ち込みは禁止とのこと。
また、この寒さで携帯のバッテリーが自動で切れる場合があるので要注意です。

実は雪が少ないエリア

寒さと共に気になるのが雪ですが、実は、朝鮮半島の東側にあたる平昌は積雪が少ないエリアです。
寒気による雪雲は山にブロックされるため、低気圧などが通過しない限りは雪があまり降りません。

「雪質」が勝敗を左右する

今大会の気象に関わる注目ポイントを、ウェザーニューズのスポーツ気象担当に聞いてみました。

厳しい寒さももちろんですが、選手が気にしているのは「雪」なんだそうです。
平昌は元々雪が少なく、ウィンタースポーツの試合では人工雪を多く使用。
この人工雪は、塩分などが加えられています。また、氷を砕いて作るため、昇温で少し溶けるとザラメ状になってしまいます。

自然の雪がどれだけ降るかや、昼間にどれだけ昇温するかで雪質が変化するため、事前に予測して靴や板などのワックスのかけ方をかえる必要が出てきます。この調整が上手くいくかどうかでタイムや得点を左右することから、選手の皆さんは「雪」を重要視しているようです。

クロスカントリーやノルディック複合など競技時間が長い種目ほど目に見えてタイムに差が出やすく、アルペンスキーなど競技時間が短い種目でもコンマ何秒の違いで勝敗が別れる場合が考えられます。

現地の会場ではもちろん、TVで観戦する際、このような点も踏まえてみると、また違った楽しみ方ができそうですね。

がんばれ、ニッポン!

参考資料など

外務省HP
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