facebook line twitter mail

【寒波襲来】九州に今世紀最強クラスの寒気か

2018/02/05 06:46 ウェザーニュース

きのう4日(日)は「立春」で、暦の上では春が始まっていますが、九州の上空には、近年では珍しいくらいの強い寒気が流れ込む見込みです。
九州全域で、厳しい寒さとなり、今シーズン一番の寒さを更新する所もありそうです。
〔リンク〕天気予報・週間予報

2000年以降最強?

box0
平地でも降ったら雪になるレベルの寒気が日本列島をすっぽり覆っています。

特に普段雪が降ることが少ない、九州の南部まで覆われているのです。

上空1,500m付近の気温は、今シーズンで最も低くなったのは、福岡では1月24日21時で-13.6℃鹿児島では、1月12日21時で-9.7℃です。

きょう5日午前9時の予想では、これよりさらに低い気温(強い寒気)となる見込みです。

福岡の上空1,500m付近で-15℃以下となれば、1996年2月2日9時に観測した-15.4℃以来22年ぶりです。2000年以降でこれまで最も低かったのは、2016年1月24日21時に観測した-14.9℃です。

各地で日中の気温は今季最低記録か

box1
この影響で福岡や、佐賀、大分、熊本ではいずれも日中の最高気温が今季最低を更新する予想です。

九州や山口では各地で1月の平均気温が平年を下回る冷え込みが続き、灯油が約3年ぶりの高値、野菜も不作で価格が高騰しています。

市街地などで断続的に降る雪の影響に加え、強烈な寒さによる対策も十分にする必要がありそうです。
〔リンク〕ウェザーニュース記事一覧
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • 公式SNSアカウント