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2月1日夜、関東で雪の可能性高まる
ただし帰宅の混乱は無い見込み

2018/01/31 18:51 ウェザーニュース

明日2月1日(木)の夜以降、関東に大雪をもたらす事が多いとされている南岸低気圧が通過します。この低気圧の最新の解析により、都心含む首都圏でも降雪の恐れが高まってきました。

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前回ほどの雪にはならない予想

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日本の雪雲予想モデル 前回の大雪時と今回の比較
記憶に新しい前回1月22日の関東に大雪をもたらしたのも南岸低気圧でした。

今回も南岸低気圧は本州の南海上を東進し、2日早朝には伊豆諸島南部の鳥島付近を通過します。

ただし低気圧本体による降水域は北にあまり広がらない予想で、日本列島にかかるのは一部のみ。沿岸部を中心に雨または雪が降ると見ています。

関東甲信の降雪のピークは1日夜遅く〜2日朝までです。

前回は低気圧が関東の南で急発達し強い降水域が関東にかかり大雪となりましたが、今回はそこまで強い降水域がかからないため、雪が降ったとしても前回ほど積もらない予想です。

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1日12時~2日24時に予想される積雪量(多い所)
■今回の南岸低気圧による積雪(いずれも多い所)
都心0~2cm
さいたま南部2~3cm
多摩東部2~5cm
多摩西部5~10cm
甲信南部10~15cm
甲信北部5~10cm
関東北部2~5cm

[関連]時間帯ごとの詳細な雪の予測

鉄道の影響無い見込み
道路は通行止め予想も

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大雪にならないことから鉄道への大きな影響はなく、帰宅困難となる事はありません。
しかし、道路への積雪は予想されていることから、高速道路では通行止めが予想されています。帰りが遅くなる場合は、車のお出かけは控えるようにしてください。
[関連]時間帯ごとの詳細な雪の予測

関東の雪は数時間先も予測が難しい…
ビッグデータで解析中

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低気圧は南からは暖かな空気を、北からは冷たい空気を引き寄せます。本州から見て低気圧が南を通ると(南岸低気圧)、本州付近には冷たい空気が引き寄せられます。

ただ、今回はどこまで冷たい空気が引き寄せられるかの予想が難しいパターン。たった1℃の気温の上下や湿度等により、雪になるかどうかや、積雪の量に大きな差が生じてしまうため、数時間先の予報も難しい状況です。

ウェザーニュースでは、首都圏のユーザーから寄せられる気温や天気、積雪の投稿(位置情報付きのビッグデータ)をリアルタイムに解析し、常に最新の予報を更新し、お伝えしていきます。
>>地域ごとの雪の影響、積雪予想を発表中
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