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インフルエンザ患者が1週間で100万人増 全国の2人に1人はマスク装着

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2018/01/26 14:36 ウェザーニュース

26日(金)、厚生労働省が全国インフルエンザ推計患者数を発表。2018年1月15日〜21日の患者数は283万人となり、その前の週に比べて100万人以上増加している事が判明しました。1医療機関当たりの患者数は51.93人で、統計を取り始めた1999年以降で最多となったことが分かりました。
また、東京都内でもインフルエンザ患者が急速に増加したとして、25日(木)にインフルエンザ流行警報が発表されました。

その影響もあってか、周りを見るとマスクを着けている人が多くなっているような気もします。
そこでウェザーニュースでは、「最近、あなたはマスクをしてる?」とマスク調査を実施しました。

2人に1人がマスクを装着

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ウェザーニュースタッチより
2018年1月23日と2017年11月16日のマスク装着率
「最近、あなたはマスクをしてる?」と調査した結果、風邪を引いて着用が6%、風邪予防で着用が33%、その他の理由で着用が14%、していないが47%と回答。
なんと、全体の54%がマスクを着用しているではありませんか!
2017年11月16日に行った調査結果と比較すると、マスクをしている割合は23ポイント上昇。増えたなと感じるはずです!

都道府県ごとのマスク着用率を見てみると

1位 群馬65%
2位 千葉59%
3位 東京59%
4位 高知58%
5位 埼玉58%

43位 鳥取41%
44位 山口39%
45位 青森36%
46位 北海道34%
47位 沖縄24%

上位5位中4都県は関東勢がランクイン!人混みに出かける機会も多く、風邪予防のために装着している方が多いのかもしれません。
一方、下位は暖かいエリアが多いのかと思いきや、北海道や青森などの北国も含まれていました。

正しいマスクの着け方は?

正しい着け方でないとウイルスの捕集性能は驚くほど下がってしまいます。正しい着け方をご紹介します。

1.ゴムで紐を固定し、鼻、口、顎を覆う(特に鼻と口の両方を確実に覆う)
2.鼻の部分を抑えてフィットするよう調節する
3.隙間がないように調整する

マスク選びの際には自分の顔のサイズにぴったり合うものを購入し、顔にフィットした形で使いましょう。

本当に効果があるマスクとは?

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マスクには一定の保湿効果があるため、喉の乾燥を防ぐことでウイルス感染の可能性を下げることができますが、普通のマスクではウイルス予防にはならないことがわかりました。

そこで感染予防に役立つマスク「N95マスク」があります。これは米国国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が定めた基準をクリアしたマスクで、0.3µm以上の微粒子を95%以上捕集することができる性能があるということを意味します。

市販もされているマスクなので、「N95規格」という表記を覚えておいてください。

まだまだ、インフルエンザや風邪のシーズンは続きます。
正しいマスクの付け方を把握して、より確実に風邪の予防をしていきましょう!

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