雪の結晶は8種類
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上図のように、私たちが地上で見る形から、それらが生成された時の大気の状態がある程度わかるんです。
世界で初の人工雪の結晶をつくることに成功した中谷宇吉郎博士は、「雪は天から送られた手紙」である、と表現しました。
例えば、雪の結晶としてよく知られている6本の枝の様な形をした樹枝状の結晶は、水蒸気量は多めで氷点下15度の雲の中で成長したもの、となります。
世界で初の人工雪の結晶をつくることに成功した中谷宇吉郎博士は、「雪は天から送られた手紙」である、と表現しました。
例えば、雪の結晶としてよく知られている6本の枝の様な形をした樹枝状の結晶は、水蒸気量は多めで氷点下15度の雲の中で成長したもの、となります。
樹枝状の結晶の特徴
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雪の結晶は六角形であるというのが一番の特徴で、五角形や八角形のものはありません。
その中でも樹氷状の結晶は、軸となっている6本の枝にも特徴があります。
6つの枝の先端をつないでいくと、正六角形になります。これは、枝の長さが全部同じだからです。
そして、それぞれの枝から延びている小さな枝は、軸となっている6本の枝よりも成長速度が遅いため、正六角形のラインから飛び出ることはありません。
また、中心に近いほうから成長していくため、基本的には外にいくほど短くなります。
ただ、地上に落下してくる時には、先端が融けたり、蒸発してしまうために、実際にはまるくなってしまっていることが多いようです。
その中でも樹氷状の結晶は、軸となっている6本の枝にも特徴があります。
6つの枝の先端をつないでいくと、正六角形になります。これは、枝の長さが全部同じだからです。
そして、それぞれの枝から延びている小さな枝は、軸となっている6本の枝よりも成長速度が遅いため、正六角形のラインから飛び出ることはありません。
また、中心に近いほうから成長していくため、基本的には外にいくほど短くなります。
ただ、地上に落下してくる時には、先端が融けたり、蒸発してしまうために、実際にはまるくなってしまっていることが多いようです。
雪の結晶から降雪現象の実態を解明する試みも
雪の結晶は、都市部では見られないのではと思われがちですが、ふわっとした牡丹雪のときに、黒いコートの上などに雪をつけてみると、六角形の結晶が肉眼で見られます。
気象庁気象研究所の荒木健太郎さんによると、「雪の粒子を分析することが、雪を降らせる雲の構造や低気圧の特徴を把握するために重要」とのこと。関東甲信には雪の観測点が少ないため、スマートフォンなどで撮影した雪の結晶も学術的に価値があるとし、twitterなどでの投稿を呼びかけています。
次に雪が降ってきた時には、お子さんと一緒に美しい雪の結晶を観察しながら、雪の研究に参加してみるのはいかがですか?
■雪の結晶の投稿ポイント
・写真は、黒や青の生地を背景に大きさが分かるものと一緒に撮影。スマートフォンの接写できれいに映るという。
・撮影時刻と市町村名を明記
・ハッシュタグ「#関東雪結晶」を付けて投稿するか、ダイレクトメッセージで送ってほしい
(荒木健太郎さんのtwitterより)
気象庁気象研究所の荒木健太郎さんによると、「雪の粒子を分析することが、雪を降らせる雲の構造や低気圧の特徴を把握するために重要」とのこと。関東甲信には雪の観測点が少ないため、スマートフォンなどで撮影した雪の結晶も学術的に価値があるとし、twitterなどでの投稿を呼びかけています。
次に雪が降ってきた時には、お子さんと一緒に美しい雪の結晶を観察しながら、雪の研究に参加してみるのはいかがですか?
■雪の結晶の投稿ポイント
・写真は、黒や青の生地を背景に大きさが分かるものと一緒に撮影。スマートフォンの接写できれいに映るという。
・撮影時刻と市町村名を明記
・ハッシュタグ「#関東雪結晶」を付けて投稿するか、ダイレクトメッセージで送ってほしい
(荒木健太郎さんのtwitterより)
参考資料など
SORA 2016年3月号
https://weathernews.jp/soramagazine/201603/05/
https://weathernews.jp/soramagazine/201603/05/