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大陸から招かれざる客 西日本はPM2.5で霞んだ空に

2018/01/19 11:34 ウェザーニュース

きょう19日(金)早朝は雲が多かったものの、だんだんと日差しが届くエリアが多くなってきました。
ただ、西日本ではぼんやりと白っぽい空に。大陸からPM2.5(微小粒子状物質)が西日本に飛来しています。
>>ライブカメラで西日本の空を見る

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福岡県苅田町より(8:54)
福岡県苅田町のウェザーニュース会員からは「快晴ですが、もやっとしてます。pm25かなあ。もやっとしているので、外干しは、影響が少ないものだけにしよう」というコメントと共に霞んだ空の報告が届きました。

環境省の大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)の測定によると、7時に福岡県北九州市内の観測所で55μg/m3のPM2.5を観測しました。

PM2.5って?

大気中に浮遊している2.5μm以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。
PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。<出典:環境庁HPより>

 ※μm:マイクロメートル(1μmは1mmの千分の1)

【指標】
◆70μg/m3を超える場合
外出や外での運動、換気はできるだけ控える。特にお年寄りや小さい子供、喘息など呼吸器系に持病がある方、心臓など循環器系に持病がある方は特に要注意

◆35-70μg/m3の場合
生活に影響はないが、小さいお子さんや高齢者、疾患のある方は要注意。外出や喚起などは控えた方が安心。

明日も霞んだ空に

今日は外出を控えるようなレベルには至っていませんが、気になる方は専用のマスクを着用した方が良さそうです。

日が暮れるとPM2.5の飛散が収まりますが、明日20日(土)も再び飛散の恐れあり。西日本を中心にやや霞んだ空が広がる見込みです。
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