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来週は関東で雪 のち 日本海側で大雪警戒

2018/01/19 06:23 ウェザーニュース

週明け22日(月)は南岸低気圧の影響で、関東でも雪が降る予想。
そのあとは非常に強い寒気が襲来。先週大雪となった北陸など日本海側で再び大雪に警戒が必要です。
また、大雪だけでなく、低温による影響も懸念されます。
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月曜日は南岸低気圧で関東でも雪に

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22日(月)九州付近にある低気圧が発達しながら本州の南岸を進む予想です。
このコースを通ると、首都圏など関東南部でも雪が降りやすくなりますが、いまのところ今回は降り始めは雪で、低気圧本体が近づいてくるとだんだんと雨に変わっていく見込みです。
ただ、東北や関東北部、甲信では大雪になる恐れがあるので、注意が必要です。
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その後は、日本海側で大雪に警戒を

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上空5500m付近の寒気 24日(水)9時の予想
南岸低気圧が通過した後は、上空に非常に強い寒気が流れ込み、日本列島付近に居座ります。寒気のピークは24日(水)~25日(木)の予想ですが、再来週はじめの29日(月)頃まで影響が長引く恐れもあります。

北陸を中心に、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による発達した雪雲がかかり続ける可能性があり、先週を上回る強雪・大雪になる恐れもあります。大雪に備えて、週末のうちにできる限りの雪下ろしや、念のため食料や燃料の備えをしておくといいかもしれません。
>>JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?

関東など太平洋側を含め、かなりの低温に

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これに伴い、23日(火)頃からの約一週間、気温が平年より”かなり低く”なるとして、18日(木)には気象庁から低温に関する異常天候早期警戒情報が出されています。

今回、この情報が発表されたのは北海道・沖縄を除く東北~九州までのほぼ全国です。
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世界各国の寒波とのつながり

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地球規模で今回の寒気を俯瞰してみます。

北極には、非常に冷たい空気の塊(北極気団)があって、これを中心として、周囲に膨らんだり縮んだりといった動きを繰り返しています。

膨らんだときには「寒気が南下する」などと表現され、北半球でも緯度が低いエリアまで影響が及びます。

なお、最近報道されている北米での記録的な寒波、および極東ロシアのサハ共和国のヤクーツクで15日、マイナス65℃を記録したという話もこの一連の寒波によるものです。
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