facebook line twitter mail

鏡開きはなぜ11日?意外に知られていないルールも紹介

2018/01/10 15:24 ウェザーニュース

今日は鏡開きの日。今では本物のお餅で作られた鏡餅というのは少なくなったので、鏡開きというもの自体知らない方が多いかもしれませんね。

年神様の力をいただくために

鏡開きとは、お正月の間飾っておいた鏡餅を下げて、お雑煮やおしるこにして食べる行事です。
鏡餅には年神様の魂が宿っているので、食べてその力を授かり、1年の無病息災を願います。

鏡餅を食べるのは松の内(年神様が各家々にいらっしゃる期間)が過ぎた後。
多くの地域では松の内が7日までとなっており、11日に鏡開きを行います。

家光の月命日を避けた結果

そもそもなんで11日…?なんて疑問が湧いてきますが、昔は全国的に松の内は15日までで、鏡開きは20日に行われていました。
しかし、徳川幕府3代将軍の家光が4月20日に亡くなったことを受け、月命日である20日は避けるようになりました。

代わりに11日に鏡開きを行うことなり、それに伴って松の内の期間も今のように7日までに変更になったのです。

刃物はNG!

そんな鏡開きには一つルールがあります。それは、刃物を使って切り分けてはいけいないということ。
最初にも説明した通り、鏡餅には神様の魂が宿っています。そのため、刃物を使うことは縁起が悪いとされているのです。

乾燥したお餅は硬くてなかなか大変ですが、手や木槌で開くのが昔から良いと言われています。

鏡餅は開いて食べるからこそ意味があるもの。ぜひ家族みんなで食べて今年1年の無病息災を願ってみてはいかがでしょうか。

参考資料など

【参照・参考元】
日本鏡餅組合 http://www.kagamimochi.jp/index.html
  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに