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★1月の天体イベント★流星群や今年最大の満月など盛りだくさん!

2018/01/01 18:58 ウェザーニュース

2018年スタート!1月は1年最初の月にふさわしい、煌びやかな天体イベントが盛りだくさんです!

スーパームーン(2018年最大の満月)

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最大の満月と最小の満月(イメージ)
年明け早々の1月2日の満月は、2018年で最も大きく見える満月です。上の図は、2日の満月と今年最も小さく見える7月28日の満月を並べたものですが、2日の満月は最も小さい7月の満月と比べて約14%直径が大きく、約30%明るく見えると言われています。

今回は、満月の瞬間が2日11時24分で真ん丸な満月を日本から見ることは出来ませんが、月が地球と最も近づくのは2日6時49分ごろのため、日本で最も大きい「ほぼ満月」が見えるのは、1月2日の月の入りの前(東京では2日6時30分より前)の西の空となります。

初日の出で太陽に注目した後は月に注目して、いつもより一際大きく、そして明るく輝くスーパームーンをお楽しみ下さい。

しぶんぎ座流星群

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4日(木)0時頃の北東の空(東京)
4日(木)の明け方は三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群が見頃になります。

しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点から星が流れます。
「しぶんぎ座」という星座は今は存在せず、かつてこのあたりに「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」という星座が設定されていたことからこの名前がついているそうです。

今年は満月過ぎの月が明るく輝いているため、空の条件のいいところで観測しても1時間に見ることのできる流星数は20個程度となりそうです。月を直接視界に入れないようにしながら、北東方向を中心に空を広く見渡してみてください。

水星と土星が大接近

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13日(土)日の出前の南東の空(東京)
13日(土)は低空ではありますが、日の出前の空で水星と土星が接近して見えます。
また、15日(月)には月齢28の細い月も近づきます。肉眼や双眼鏡で3天体が並ぶ様子を眺めるチャンスです。

皆既月食

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1月を締めくくる31日(水)の夜、皆既月食が起こります。

月は、東南東の空で20時48分にかけ始め、21時51分に南東の空で皆既食となり、23時08分に終わります。
その後は徐々に欠けた部分が小さくなっていき、日付の変わった0時12分に、南の空で部分食が終わります。

皆既月食の全行程が空の高い位置で起こるため、とても観察しやすい月食です。

ところで、お気づきかもしれませんが、今月は2日と31日の2回満月があり、1ヶ月の中で2度の満月を迎えると言うことをブルームーンと呼ぶそうです。

なぜそのように呼ぶようになったかは諸説ありますが、「2度の満月を共に見ることが出来ると幸せになれる」といった言い伝えが世界各地に残されています。

今月も様々な天体イベントがありますが、「満月」にも一層、注目して楽しんでくださいね♪

参考資料など

【参考・参照元】
『天文年鑑(2018)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2018年1月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
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