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荒天をもたらす「二つ玉低気圧」とは?

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2017/12/31 19:01 ウェザーニュース

荒天の原因となる低気圧について解説していきます。
>>天気図で低気圧の位置を確認

荒天もたらす低気圧の種類

天気が崩れる原因の低気圧は大きく分けて「南岸低気圧」、「日本海低気圧」、「二つ玉低気圧」の3タイプがあります。

◆爆弾低気圧
日本の南岸沖を急速に発達しながら東よりに進み、全国的に強い風雨をもたらします。また、冬から春先にこの低気圧が通過すると、太平洋側の各地でも大雪が降ることがあります。

◆日本海低気圧
日本海で発生、発達するものを言い、冬季は冬の嵐、晩冬から初春の時期は「春一番」をもたらす特徴を持っています。

◆二つ玉低気圧
その中でも二つ玉低気圧は、冬から春にかけて比較的多く見られるのが特徴で、日本海と太平洋にある2つの低気圧が日本列島を挟むように進みます。

二つ玉低気圧の3つの特徴

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二つ玉低気圧の特徴は3つあります。

1.スピードが速い
2.急速に発達し、広い範囲に激しい風雨や風雪をもたらす
3.東海上で1つにまとまり、さらに発達していく

3.に関しては、二つの低気圧が日本列島を通過直後から合体し、南の暖気と北の寒気がぶつかることで、急速に発達して爆弾低気圧になります。この場合、暴風を伴った荒れた天気となるため、注意が必要です。
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