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年末年始の登山
年越しのタイミング大荒れに

2017/12/28 16:23 ウェザーニュース

年末年始の年越し登山は天候急変に注意。大晦日から元日にかけて日本列島に接近してくる2つの低気圧が影響するためです。

年明け2日までの各日の天気ポイントともに、注意すべき山岳エリアを解説します。

12月29日

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白山~北アルプス・東北、北海道日本海側の山では風雪が続きます。
29日後半は北海道の山で荒天の恐れがでています。

12月30日

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北日本の山は前半中心に吹雪くところもでてきます。
本州以南の山は一旦小康状態となりますが、日本アルプスなどの高山は北西風が強い状態です。
また、この好天は長続きせず夜は西から下り坂です。

12月31日

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日本海で低気圧が急速に発達し寒冷前線が東進します。
太平洋側にも別の低気圧が発生し、急な吹雪や雷・突風に注意、太平洋側の低山は風雨で濡れ、低体温の恐れ。
前線通過後、西から気温急降下し山は厳冬の状態になります。

1月1日

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二つの低気圧が発達しながら通過していきます。

この影響で北日本・中部山岳を中心に荒天となり、北海道・東北北部の山は大雪!新雪雪崩の危険も大!

関東や西日本太平洋側の山は初日の出を拝めるチャンスがありますが、穏やかな状況ではありません。強風・低温への備えをお願いします。

1月2日

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北日本、本州中部、中国地方の日本海側では風雪が続きます。

特に東北南部~北アルプスは収束線の影響で、猛吹雪、雷・突風・大雪に見舞われやすく、新雪雪崩の危険性も高くなります。

午後は関東の低山でも低温・にわか雪の可能性があります。

以上、最新の見解をお伝えしました。
ご自身の日程、入山する山をよく調べ、十分な日程と装備、自分の体力を総合して判断、ゆとりのある安全な登山計画をたててください。
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