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初詣は“神社”と“お寺”どちらに行くべき?

2018/12/17 14:03 ウェザーニュース

あなたが足を運ぶ初詣。そこは神社でしょうか、それともお寺でしょうか?

昔は近所の神社や菩提寺に初詣

初詣に行くのは、神社にしようか、お寺にしようか、迷うことはありませんか?実はどちらに行ってもかまわないのです。「初詣」とは、新年になって初めて神社やお寺にお参りすることだからです。

昔の初詣といえば、自分が住む地域の神社の氏神(うじがみ)、あるいは自分の先祖が祀(まつ)られているお寺(菩提寺=ぼだいじ)にお参りしていましたが、近年は特に自分にゆかりのない有名な神社やお寺に初詣をする人が増えました。

神様や仏様に願い事を伝える

いずれにせよ、初詣は日ごろ無事に暮らしている感謝の気持ちを神様や仏様に伝えてから、新年の祈願をするものです。

お正月はそれぞれの家にやってくる「年神様(としがみさま)」をおもてなしする行事です。年神様は新しく迎える年の安全と豊作を約束してくれる神様。迎えるだけでなく、自分が大切にする神様や仏様に願い事を伝えるのが初詣というわけです。

いつまでに行けば良いの?

門松などの松飾りを取り外すまでの「松の内」を初詣期間とするところもあるが…
初詣は三が日に行かないとご利益がないと考える人もいるかもしれませんが、初詣の期間に特に厳格な決まりはないようです。たとえ、いつお参りしようが、文字通りに新年を迎えて初めて神様や仏様にお参りすることが、初詣ということです。

こうした初詣などのお正月の行事は地域性が豊かなため、ここで紹介したことと地域の習わしが違うこともあると思います。その際は、地域の風習を大切にしてください。

参考資料など

『神社・お寺のふしぎ』(偕成社、監修=藤本頼生・東京都仏教連合会)、神社本庁