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週刊地震情報 九州南東沖の地震は震源の位置が気になる

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2017/12/24 14:02 ウェザーニュース

最近一週間の国内の全体の地震回数は前の週と概ね同水準。震度3以上の地震は3回発生しています。(12月18日~23日の集計)
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国内:九州南東沖の地震

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この期間、最大震度3を観測した地震は3回発生。いずれも東北の沖でM4台と目立って強い地震ではありませんでした。

規模として最も大きかったのは20日22時41分に九州地方南東沖で発生したM5.2の地震。最大震度は1だったものの、震源の位置は非常に気になります。
想定されている南海トラフの延長線上にあたり、1923年にはこの付近でM7.3の強い地震が発生した記録もあります。去年1月5日、この震源エリアとしては14年ぶりにM5以上の地震が発生。今年も続けて発生したことで今後の動向に注意が必要になります。M7クラスの地震が起きれば、太平洋側で津波の恐れもあることから、少し北の日向灘と合わせて注目のエリアです。

海外:北極海で地震が発生

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アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震はありませんでした
注目は日本時間の24日朝に発生したM4.9の地震。北緯85度、東経90度の北極海で発生したものです。1年ほど前の2016年10月23日にも比較的近い所でM4.7の地震が記録されています。近くに海底火山があることが知られており、今回もこれに関連するものと見られます。
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