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衛星画像でもわかる!? 冬至と夏至の違い

2017/12/22 08:49 ウェザーニュース

今日12月22日(金)は二十四節気「冬至」。身近に感じることができる二十四節気のうちの一つで、昼間の長さが一年で最も短い日とされています。

天気予報の解説で使われている、気象衛星画像からも「冬至」の特徴を見ることができます。ここでは、わかりやすく冬至の反対側の季節にあたる「夏至」と見比べてみます。

宇宙から見た「夏至」と「冬至」

気象衛星ひまわりからの画像 (左)夏至 (右)冬至の頃
地球全体の衛星画像を見比べてみると、雲の様子は別の日なので違いがあるのですが、あまり変わらないように見えるかもしれません。
注目してほしいのは、北極と南極の周辺です。

【北極】夏至はハッキリ、冬至は真っ暗

北極付近を拡大してみると、夏至の頃は、北極までハッキリと見える(太陽の光が当たっている)のに対し、冬至の頃は北極に近づくほど暗くなっていて、北極のあたりは真っ暗になっています。

これは、地球が少し傾いた状態で太陽の周りをまわっている(公転している)からです。

夏と冬で太陽光の当たり方が違う

<北半球が夏至の時(上図の左側)>
北半球側が広く太陽に照らされて、北極では一日中太陽が見えている「白夜」、南極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。

<北半球が冬至の時(上図の右側)>
南半球側が広く太陽に照らされて、南極では一日中太陽が見えている「白夜」、北極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。

そのため、北半球が冬至の時は、衛星画像では北極付近が真っ暗になっていたのです。

衛星画像で見ても、夏至と冬至ではこんな違いを見ることができるのですね。
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